32話 ページ35
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「えーっと、あとはいつもの店で湿布とテーピング買うだけですね!」
「うん!Aちゃん荷物重くない?大丈夫?」
「大丈夫ですよ!…ていうか選手なのに先輩にまで荷物持たせてしまってすみません!」
「いーのいーの!こんな大量の荷物を女の子1人に持たせるとか論外じゃん?」
荷物を抱えた及川先輩がパチンッと音がしそうなウィンクをしてきた。
なるほど、こーゆー所で女の子たちは及川先輩に惚れるのか…
1人で勝手に納得していると、目的のお店に着いたから必要なものを手際良く買い物カゴに入れていく。
「お会計4800円になります。」
「はーい。」
お金を払って店員さんにお礼を言って外へ出ると、外はもう夕方になっていた。
「みんな今頃何してますかね〜?」
「多分3対3とかでミニゲームやってる頃じゃない?帰ったら俺も新しいシューズ履いて参加しよっと!」
そんな事を先輩と話しながら学校へ向かっている時だった。
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ーゴンッー
「!?…痛っ…え、何??」
「Aちゃん大丈夫!?」
突然後頭部に何かが当たる音がして、次の瞬間鈍い痛みが頭全体に響いた。
私の頭に当たって、足元に落ちてきたのは中身の入ってるペットボトルだった。
後ろの方を見ると、数人の、恐らく私と近い年齢の男の人がいた。
「おいおい、せっかく久々に会ったのに無視かよ?wwwwそれはちょっとないんじゃねぇの? "ピエロ" さんよぉ。」
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りある(プロフ) - 美園さん» コメントありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです!まだお話は始まったばかりなので、今後の展開も楽しみにして頂けたら幸いです(^ ^) (2019年11月11日 7時) (レス) id: 3eeed000d7 (このIDを非表示/違反報告)
美園 - とてもおもしろいです (2019年11月11日 5時) (レス) id: b24611d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りある x他1人 | 作成日時:2019年11月9日 12時