彼女の仮面が消える時。【国見英】

27話 ページ30

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「夜遅くても大丈夫だから、何かあったらすぐ連絡しろよ？」




「うん、ありがとう。」




家に着いて、お互い自分の家に入って英くんと別れた。




早速電話でバイト先の店長には謝ってしばらくシフトを週末だけにすると言って、お風呂に入った後先生から貰った薬を飲んで寝た。





久々に体を休める事ができて、私はすぐに眠った。




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次の日の部活、私は部員のみんなに謝った。




「昨日は迷惑かけてすみませんでした！！」




「いいのいいの！逆にAちゃんはもっと迷惑かけてくれていいんだから。でも心配になるから体調には気をつけるんだよ！」




「それにしても昨日の国見はイケメンだったなー。」




「あぁ。Aちゃんの事姫抱きしてな！イケメンだったわ〜」




及川先輩、花巻先輩、松川先輩が騒いでいると岩泉先輩のゲンコツが3人の頭に降ってきて、矢巾先輩たちはクスクス笑っている。






あぁ、いつも通りの日常だ。






みんなの暖かい優しさが胸に沁みて、私は顔は笑顔のままだけど心の中で沢山泣いた。

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