彼女の仮面が消える時。【国見英】

26話 ページ29

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「気分はどう？」





「もう大丈夫です！迷惑かけてすみませんでした。」





英くんが先生を連れてきてくれてから診察をしてもらった。





倒れたのは寝不足、栄養失調、ストレスが重なったのが原因らしい。





「点滴はしておいたから、しばらくバイトはやめてゆっくり休みなさい。栄養剤の薬出しておくから毎日ちゃんと飲んで、来週また来てね。」





「はーい…」






とりあえず入院はしなくても大丈夫という事で、英くんと2人で家に帰った。





「ほんと今日はビビった…無理はするなって言っただろ？」





「そこまで無理してるつもりなかったんだけどね…先輩たちにも迷惑かけちゃったね。」





「そこは気にしなくていいけどさ…それよりも俺はAの方が心配だよ。しばらくバイト禁止だからね。」





「でもそしたら給料もらえないよ？」






「…じゃあ週末だけはバイトしていいよ。でも夜じゃなくて昼の間だけ。わかった？」





小指を差し出しす英くんに、私も渋々小指を出して指切りをした。






まぁ、英くんや先生の言う通り、今は体調治さないとダメか…

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