23話 国見side ページ26
ー 国見sideー
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「おいAっ!!しっかりしろ!」
いくら声を掛けてもAは目を覚さないまま。
6年前のあの光景がフラッシュバックして、俺の手は震えていた。
「岩ちゃん、監督呼んできて。俺は救急車呼ぶから、国見ちゃんはAちゃんを安全な場所に運んで。他の人はAちゃんの荷物持ってきたり保健室の先生呼んできたりして!」
及川さんの指示にそれぞれが動く中、俺は1人パニック状態になっていた。
また"あの時"みたいになったらどうしよう。
そんな考えがぐるぐる回って、何も出来ずにいると及川先輩は俺の両頬を手で挟んで目を合わせてきた。
「おい国見!…Aちゃんはきっと大丈夫だから。」
及川先輩のその言葉で一気に現実に引き戻された。
冷静に戻った俺は及川先輩にお礼を言って、Aを体育館の端に移動させて脈を測ったりしていた。
その後、保健室の先生も来て看病してくれていると救急車が来て、Aは病院へ運ばれて行った。
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りある(プロフ) - 美園さん» コメントありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです!まだお話は始まったばかりなので、今後の展開も楽しみにして頂けたら幸いです(^ ^) (2019年11月11日 7時) (レス) id: 3eeed000d7 (このIDを非表示/違反報告)
美園 - とてもおもしろいです (2019年11月11日 5時) (レス) id: b24611d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りある x他1人 | 作成日時:2019年11月9日 12時