11話 ページ14
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「……とりあえず中入る？」
「……うん。」
このまま外にいるのも変だし、とりあえず中に入ってもらう事にした。
英くんは最初に両親の祭壇でお線香をあげてくれて、そのあとリビングのソファーに座った。
「……で、どうしたの？何か深刻そうな顔してるけど…」
座ったまま何も話さない英くんに、遠慮がちに尋ねると、英くんはとんでもない事を言い出した。
「一晩だけでいいからさ、泊めてくれない？」
「……えぇ！？家はどうしたの？」
突然の事にテンパりながらも事情を聞くと、おじさんもおばさんも用事で今晩は帰らないのに鍵を持って出るのを忘れてしまって家に入れないらしい。
「それなら仕方ないね。お父さんが使ってたベッドでも良ければ泊まって良いよ！」
「ほんとにごめんな。忙しいだろうから止めようと思ったんだけど金田一も他の人たちも家が遠かったり用事があったりで頼めるのAしかいなかったから……」
申し訳なさそうにそう言う英くんに私は
「全然大丈夫！ずっと1人で退屈だったし、それにお泊まり会なんて小学生以来じゃない？だから気にしないでいいよ。」
と言った。
こうして、突然私たちのお泊まり会は始まったのだ。
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りある(プロフ) - 美園さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです！まだお話は始まったばかりなので、今後の展開も楽しみにして頂けたら幸いです(^ ^) (2019年11月11日 7時) (
レス) id: 3eeed000d7 (このIDを非表示/違反報告)
美園 - とてもおもしろいです (2019年11月11日 5時) (レス) id: b24611d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りある x他1人 | 作成日時：2019年11月9日 12時
