9話 ページ12
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学費は両親の遺してくれたお金で何とか払えるけど、生活費や病院代を払えるほど余裕はないからそれを補えるくらいのバイトをしなきゃいけない。
「病院がなぁ…行かなくても良くなったらいいんだけど……」
もう行くのやめてしまおうという考えが頭に浮かんできたけど、今まで頑張ってお母さんが病院に連れて行ってくれたのを無駄にしたくないから行き続けることにした。
実は、私は生まれつき心臓が悪く、今は普通に生活ができているけどすぐに体調が悪くなったりするから定期的に病院へ通い続けなければいけないらしい。
「部活が終わるのが19時だから……夜勤って感じになるのかな。」
バイトの給料だけで生活しようと思ったらかなりの時間働かなきゃいけない。
あれこれ考えた結果、20時から深夜3時あたりまで近所のカラオケ店で働くことにした。
3時までだったらそこから家に帰ってお風呂入って準備すれば朝練にも間に合う。
勉強は……もう授業でしっかり頭に入れるしかないな。
睡眠時間は昼休憩とかにでも取ればいいし、これならギリギリ生活していくお金が稼げそう。
「……頑張るから見守っててね。」
両親の遺影に向かってそう言うと、返事はないけど何となく、応援してくれているような気がした。
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りある(プロフ) - 美園さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです！まだお話は始まったばかりなので、今後の展開も楽しみにして頂けたら幸いです(^ ^) (2019年11月11日 7時) (
レス) id: 3eeed000d7 (このIDを非表示/違反報告)
美園 - とてもおもしろいです (2019年11月11日 5時) (レス) id: b24611d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りある x他1人 | 作成日時：2019年11月9日 12時
