32話 ページ33
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次の日、鷲匠監督に事情を説明するとビックリしていたものの侑の練習参加は快くOKしてくれた。
侑は白鳥沢の練習にも難なくついてきていて、改めて侑の凄さを実感した。
「ふん、どうやアシメくん。俺のトス綺麗やろ。」
「チッ…実際綺麗で文句言えねぇのが余計に腹立つ…」
「今回ばかりはお前と同意見だわ。あいつかぁいくねぇ！！！」
白鳥沢のセッターである白布くんと瀬見さんが侑に牙を剥いてると、閉められていた体育館の扉が開いた。
「失礼しまーす。……うわ、あいつとうとう迎えに来たのか。」
「Aちゃん！やっほー！」
「二口くんと舞ちゃん！？」
そう、そこには伊達工の二口くんと舞ちゃんがいたのだ。
もしかして、ブレスレットの事で何かあるのかな？
私の考えている事が分かったのか、舞ちゃんが「ちょっと外出れる？」と言ってきたので、監督に許可を貰って体育館の外へ移動した。
「まぁ、お前も気づいてるだろうけど、今日俺らが来たのはブレスレットの件だ。」
「やっぱそうだよね。…どうだった？」
恐る恐る聞くと、二口くんは袋からブレスレットを取り出して私に差し出した。
そこには、以前と見た目は違っているものの、綺麗に形が整えられたブレスレットがあった。
「こういうアクセサリーの扱いが得意な子と私と二口で相談したんだけど、やっぱりあの状態のブレスレットを元に戻すのは無理ってなってね、少し見た目は違うけどなるべく元の形に近くなるように、元のパーツを使って作り替えたの。……ちゃんと元に戻せなくてごめんね。」
「俺らの技術じゃこれが限界だった。親父さんがくれた物だから、なるべく元の状態から変わらないようにしたけど……これでも大丈夫そうか？」
2人の話を聞いて、私は思わず泣いてしまった。
もう直らないと思って諦めてたのに、見た目は少し違ったとしても元の形に限りなく近い状態に直してくれたから。
「2人ともっ……ほんとにありがとう！！」
そう言うと、2人は安心した表情をした。
「納得してくれたんならまぁ、良かったわ。明日辺りに帰るんだろ？…気をつけろよ。」
「また合宿とかで会おうね！何かあったら相談するんだよ？？」
「うん！2人とも本当にありがとう！」
それから少し話をして2人は帰っていった。
本当にいい人たちだなぁ……
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りある(プロフ) - 花蝶霞☆奏音さん» そう言って頂けて嬉しいです(；A；)ありがとうございます！ (2021年2月8日 0時) (
レス) id: 6c1f495f47 (このIDを非表示/違反報告)
花蝶霞☆奏音(プロフ) - あっ....あ........滅茶苦茶好みで好きです。展開とか全てがもう... (2021年2月7日 5時) (レス) id: 9c3c6c7419 (このIDを非表示/違反報告)
りある(プロフ) - ハイキュー!!さん» ありがとうございます！！個人的にあまり上手く文が書けなかったのでそう言って頂けて嬉しいです(^^) (2021年2月4日 23時) (レス) id: 6c1f495f47 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー!! - 面白かったです！ (2021年2月4日 23時) (レス) id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
りある(プロフ) - 善さん» コメントありがとうございます(^-^)ここから稲荷崎の方でも事態が解決の方へ動いて行くので楽しみにしててくださったら嬉しいです！ (2021年1月17日 15時) (レス) id: 6c1f495f47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りある x他1人 | 作成日時：2021年1月11日 12時
