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10話 ページ11







「それで、何があったんだ。ここまできたら全部話してもらうからな。」








只今、若くんの部屋のリビングで向かい合って座って尋問を受けてます。




あれ、何かこの感じ昨日もあったような……あぁ、北さんと話した時か。






改めて思ったけど北さんも若くんも圧がすごいな…






「んーっと……どこから話せばいいのかな…」






「全部だ。最初から最後まで全部言え。」






「あ、ハイ。」






若くんの圧に負けて、北さんに話したように全て話した。








「……まぁそういう事で主将の北さんに許可貰って旅に出たってわけ。」






「……そうか…」






それだけ言うと、若くんは下を向いたまま何も言わなくなってしまった。





若くんは優しいから、こういう時どんな言葉をかけたらいいのか悩んでしまうんだよね。困らせちゃったかな……







「そのブレスレット、今あるのか?」





「え?うん、持ってきてる。」





壊れてしまってもお父さんから貰った大切なものだから袋の中に入れて持ち歩くことにしたのだ。




キャリーバッグの中からブレスレットを取り出して若くんに渡すと、若くんは一通りブレスレットを観察した。





「確かにこれは酷いな…チェーンが粉々に砕けている。」





「うん……お父さんの形見なのにね…お父さんに申し訳ないなぁ…」






「……宮侑はこの事を知っているのか?」






「いや、言ってない。侑が知ったらきっと怒って大暴れして大事になっちゃうし、侑にはバレーに集中してほしいから……」






そう言うと、若くんは一瞬呆れたような顔をしたけど、すぐに苦笑して言った。






「……そうだな、お前は昔からそういう奴だからな。」





「へへ、流石よく分かっていらっしゃいますね。」





「当たり前だ。何年お前と一緒にいると思っているんだ。」





久々にこうして若くんと話す時間は、何だか昔に戻ったみたいでとても心地良い時間だった。

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りある(プロフ) - 花蝶霞☆奏音さん» そう言って頂けて嬉しいです(;A;)ありがとうございます! (2021年2月8日 0時) (レス) id: 6c1f495f47 (このIDを非表示/違反報告)
花蝶霞☆奏音(プロフ) - あっ....あ........滅茶苦茶好みで好きです。展開とか全てがもう... (2021年2月7日 5時) (レス) id: 9c3c6c7419 (このIDを非表示/違反報告)
りある(プロフ) - ハイキュー!!さん» ありがとうございます!!個人的にあまり上手く文が書けなかったのでそう言って頂けて嬉しいです(^^) (2021年2月4日 23時) (レス) id: 6c1f495f47 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー!! - 面白かったです! (2021年2月4日 23時) (レス) id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
りある(プロフ) - 善さん» コメントありがとうございます(^-^)ここから稲荷崎の方でも事態が解決の方へ動いて行くので楽しみにしててくださったら嬉しいです! (2021年1月17日 15時) (レス) id: 6c1f495f47 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りある x他1人 | 作成日時:2021年1月11日 12時

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