22話 再会 ページ23
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気持ちの良い花畑に寝転んでいた。
暖かい日差しが気持ちよくて、私はゆっくりと閉じていた目を開いた。
ふと人の気配がして目の前の木に目をやると、そこには笑顔でこちらを見る姉さんの姿があった。
艶のある髪、形の良いくっきりとした目、透き通るような白い肌。
紛れもなく、私の姉・東郷莉星だ。
｢姉さんっ…！！！｣
立ち上がって駆け寄り、姉さんを抱きしめた。
涙を流しながら姉さんに抱きついていると、姉さんも優しく抱きしめ返してくれた。
｢姉さんっ…会いたかった…！｣
｢私もよ。私が居なくなってから、大変だったね……ごめんね、A。｣
その声を聞いた私は年甲斐もなく大声で泣いた。
今まで辛かった。両親から浴びせられる罵声も、姉さんのいない日々も、全部辛かった。
その気持ちが全部溢れて、涙となって流れていく。
｢よく頑張ってきたね。Aは本当に強くて良い子。私はちゃんとAの頑張りを見てるからね。｣
姉さんは子供をあやすように私の背中をトントンと軽く叩く。
あぁ、本当に姉さんだ…
でも、姉さんに会えたってことは、私死んだのかな。
｢姉さん、私ってもしかして…｣
私が聞こうとしている事が分かったらしく、姉さんは微笑んだまま首を振った。
｢Aは死んでなんかないわよ。そして、これからも生き続けるの。｣
私には、その言葉の意味が理解できなかった。
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夜露姫(プロフ) - 泣きました。私はこの子みたいな境遇じゃないし、むしろ凄い幸せなのにこういうことたまに思っちゃうバカです。でもこの話読んで元気出ました。ありがとうございました。 (2022年2月24日 1時) (
レス) @page33 id: 4867934feb (このIDを非表示/違反報告)
要 - 泣ける(´；ω；｀)めっちゃいいお話でした(｀；ω；´) (2021年12月20日 19時) (レス) @page33 id: 5a0f0dfb22 (このIDを非表示/違反報告)
ザイカ(プロフ) - 泣ける...(;_;)いい話すぎる(;-;) (2021年3月17日 13時) (レス) id: 2cebe15e55 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー!! - 泣いちゃいました〜(泣)(ガチ泣きです；−；) (2021年3月8日 1時) (レス) id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
りある(プロフ) - なぴんさん» コメントありがとうございます(^-^)もしこの作品によってなぴん様を傷つけてしまっていたらすみません。ご自身と重なる部分があって読むのが辛かったでしょうに、この物語に目を通して下さりありがとうございます。 (2021年1月29日 0時) (レス) id: 6c1f495f47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りある x他1人 | 作成日時：2020年5月18日 12時
