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｢落ちないようにしっかり掴まってろよー。お前ケガさせたら賢二郎にぶち殺される。｣
｢はーい。｣
｢マジであいつ怖いからな。ほら今だって鬼の形相でこっち見てる。｣
そう言われてゴールのとこで待ち構えてる賢二郎を見てみると、物凄い険しい顔でこっちを見ていた。
その顔にはバッチリ｢はやく連れてこい｣と書かれている。
｢まぁ、そんなわけで早く連れてこいって言われてるから本気出すね。｣
｢えっ今まで本気じゃなかったの…ってギャァァァ！！｣
今までだってすごく速かったのに、突然もっとスピードを出す太一。
どこにそんな力を隠してたんだよこいつ……
秒で賢二郎の所に着いた私は急いで賢二郎の背中に飛び乗る。
｢しっかり掴まれよ？｣
｢うん！｣
先輩たち相手だと気を遣ってあんまり密着しないようにしてたけど、賢二郎は彼氏だからそんな心配しなくても良い。
だから思いっきりしがみついた。
｢賢二郎ご機嫌ナナメ？｣
｢……まあな。このまま退場して誰にも渡したくないくらいには妬いてる。｣
｢あらら〜かなり妬いちゃってるね！かーわい！｣
｢……後で覚えとけよ……｣
｢ふふ、おもしろw…あ、そろそろゴールだよ！ほら五色が気合い入れて待ってる。｣
｢あーーあいつに渡したくねぇ……くっそ…｣
賢二郎がどれだけ嘆こうが、ゴールは着々と近づいて来るわけで、ゴールに着くと賢二郎は渋々と私を五色へ渡した。
｢五色！絶対ケガさせんなよ！！分かったか！？｣
｢は、はいぃぃ！！！｣
走り出した途端、ゴール地点からそう叫ぶ賢二郎の声が聞こえて、五色は走りながら返事をしていた。
｢Aさんっ！落ちないでくださいね！｣
｢大丈夫大丈夫www｣
顔は賢二郎の方をチラチラ見ながら怯えてるのに足はしっかり動いててめちゃくちゃ速い。
他の部活とは1周以上の差をつけてて、もはやバレー部の独走状態。
それでも本気で走って、私たちは最後の走者である牛島さんの所へたどり着いた。
ラッキーアイテム
白布くんのタオル
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イチゴ - そうゆう理由があったとは・・・。可愛いですねとても！ (2022年3月5日 19時) (
レス) @page2 id: e8dfebebc9 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー!! - 牛島さん凄っ！！ (2021年3月8日 1時) (レス) id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
りある(プロフ) - 露亞さん» お粗末さまでした！！www楽しんでいただけたようで良かったです♪ (2020年6月20日 21時) (レス) id: 6c1f495f47 (このIDを非表示/違反報告)
露亞(プロフ) - 読みながら(ムフフ)って言ってました……ご馳走様です！！！ (2020年6月20日 18時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
りある(プロフ) - 美優さん» ｢揶揄えない｣は｢からかえない｣と読みます！すみません、読み仮名振っておけばよかったですね(--;) (2020年5月5日 15時) (レス) id: 6c1f495f47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りある x他1人 | 作成日時：2020年5月4日 0時
