保護者役、任されてます。【二口堅治】Part2

73. 予想外 ページ34

二口side




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とうとう恐れていた事が起きてしまった。







今まで、密かに男子から人気のあるAに変な男が寄り付かないよう、さりげなく牽制してきたのに、この期に及んでAに告白しようとする奴が出てきた。






かと言って、その邪魔をするのも何か違うからとりあえずこうやって近くで待ってるわけだけど……







遅い！！！！！








告白にどんだけ時間かけてんだよ！！それともまだ来てないって事か？



告白で呼び出してんなら相手より先に来とけよ！！






心の中で暴れてると、誰かの来る音が聞こえたから咄嗟に物陰に隠れた。






｢アイツ来てると思う〜？｣





｢来てたらマジウケるねw｣





｢まぁ来てたらそのままシメたら良いんじゃね？w｣








現れたのは同じ学年の女子3人。





いつも3人で固まっててチャラチャラしてる、所謂"カースト上位にいる自分に酔ってる系女子"だ。




俺はあーゆー自己顕示欲の塊みたいな奴ら嫌いだから関わらねぇけど、よく練習を見に来ててキャーキャー騒いでる。







…いや、そんな事よりあいつら屋上に向かってるじゃん。しかもさっきの会話……









もしかして、Aハメられた？







あいつらが屋上に入ったのを見計らって、俺も気づかれないように屋上の中へ入った。





思った通り、あの呼び出しはアイツらからだったらしくAは3人に囲まれてしまっていた。






Aは3人に、3人はAに注意が向いてるからこっちには気づいてない。






そのまま物音を立てずに、俺は屋上に置いてあるデカいコンクリートの塀の裏へ隠れて、Aたちから見えないようにした。









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お話の途中にすみません！



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