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53. 優秀な保護者 ページ14








急いで部屋のドアを開けると、そこには腕を組んで仁王立ちしてるにろちゃんの姿が。







「にろちゃんどうしたの??」






「どうせお前の事だから眠れなくなってると思って来てやったんだよ。」







いいから中入れろよ、と言いながらズカズカと中に入るにろちゃん。



ぶっちゃけほんとに眠れなかったから来てくれたの凄く嬉しい。




「みんなと集まってたんじゃないの??」





「今解散した。夜に別れる時お前が寝れなさそうな顔してたから様子見に来たけど思った通り眠れてなかったなw」






「うん、なんか疲れてるはずなのに気分的に眠れなくて…」






「…まぁ昼間にあんな事があったんだし不安になるのも仕方ねぇだろ。寝るまで一緒にいるから寝ろ。ほら布団入れ。」






半ば強引に布団に寝かせられ、枕元に座ったにろちゃんは私の頭をずっと撫でてくれている。






でもやっぱり眠れないし、人肌が恋しくなってきた。





そこで私は押し入れの中に布団がまだ余分にあるのを思い出したのだ。







「ねぇ、にろちゃん今日ここで寝なよ。押し入れに布団あるから。」






「……っはぁ!?お前マジで言ってんの?馬鹿かよ!?」





真っ赤な顔でテンパってるにろちゃんをスルーして、押し入れから布団を出して私の布団の横に並べた。






「ほら、昔はよくこうして寝てたじゃん?それに私が寝るまで面倒見てたらにろちゃんが寝不足になるし。」






「……あ゛ーーー!しょうがねぇな!!今日だけだからな!?」






ヤケクソになったのか、プンスカ怒りながら布団の中に入ってくれた。






「ふふ、ありがと。」





「…俺以外の男にこんな事頼むなよ?」






「こんな事頼むわけないじゃーん。にろちゃんだから頼んでるんだよ?」





「…そうかよ。」





ぶっきらぼうにそう言うにろちゃんの顔は心なしか照れてるように見えた。





まぁとりあえず、これで安心して眠れそうだ。

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りある(プロフ) - ブドウ味のリンゴさん» ありがとうございます!!楽しんで頂けて良かったです(^-^) (2020年11月28日 15時) (レス) id: 6c1f495f47 (このIDを非表示/違反報告)
ブドウ味のリンゴ - 面白すぎて一気に読んじゃいました!遅いですけど、完結おめでとうございます!! (2020年11月28日 10時) (レス) id: 8dfd0cadf9 (このIDを非表示/違反報告)
りある(プロフ) - 黒崎零菜さん» ありがとうございます!!楽しんで頂けて嬉しいです♪ (2020年5月17日 8時) (レス) id: 6c1f495f47 (このIDを非表示/違反報告)
黒崎零菜(プロフ) - 作品とても面白かったです! (2020年5月17日 4時) (レス) id: 943180d6d6 (このIDを非表示/違反報告)
りある(プロフ) - エルピスさん» ありがとうございます!もうそろそろ終盤に入るので是非引き続きお楽しみください♪ (2020年5月8日 17時) (レス) id: 6c1f495f47 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りある x他1人 | 作成日時:2020年3月24日 14時

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