保護者役、任されてます。【二口堅治】

35. 瀕死状態 ページ37

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｢監督…これはどゆことです？｣







｢ペナルティーが思った以上にキツかったらしくてな…帰ってきた瞬間全員このザマだ。｣






私と監督の目の前には魂の抜けたような顔で床に転がる伊達工バレー部員たち。






あの青根でさえ床に転がっている。







｢おーい、にろちゃん。ごはん出来たよ。｣








にろちゃんの傍でしゃがんで、にろちゃんのほっぺたをツンツンすると呻き声に混じって返事が返ってきた。







｢……メシ…食いたい……疲れた…｣







｢うん、だから食堂行こ？私も疲れた〜…｣






私もにろちゃんたちのように床に転がろうとしたけど監督に必死に止められたので我慢した。







｢お前が床に転がったら二口じゃないと収拾がつかなくなる。｣







｢あながち間違ってはないかもしれないですね〜…まぁとりあえずご飯できてるんで食堂来てくださいね〜。｣








それだけ伝えて私は再び食堂へ戻った。







食堂には既に白鳥沢のメンバーがお皿を持ってカレーを各自好きな量だけ盛り付けていた。






｢カレー足りそう？｣








｢うん、まだ大きいお鍋1つ分はあるから大丈夫！｣







しばらくすると伊達工メンバーも集まってきて、それぞれが席についてご飯を食べ始めた。





私たちも食べようと思って舞ちゃんと2人でにろちゃんたちの所へ行こうとしたんだけど…







｢Aはこっちじゃないのか？？｣






｢そうだヨ！Aちゃんはこっち〜！｣






｢えぇ……｣








ウシワカと天童覚にご指名頂いちゃいました。

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