5. おじいちゃんと私 ページ6
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家に入ると、今日は珍しくおじいちゃんの方が先に家に着いていた。
いつもなら私が家に着いて20分くらいしてから帰ってくるのに。
｢おかえり。｣
｢ん、ただいま〜。今日はおじいちゃんの方が早かったね。｣
｢練習が早く終わったんだよ。ほれ、飯にするぞ。早く着替えておいで。｣
｢はーい。｣
ノロノロと自分の部屋に行き、制服を脱いで部屋着に着替えた。
今更だが、私には父も母もいない。
私は2歳の頃からおじいちゃんと2人で暮らしている。
おじいちゃんの話によると、私が2歳の頃両親がお互い不倫していた為離婚し、どちらが私を引き取るか決める時に相手の人がいるからという理由で父も母も私を引き取ろうとしなかったらしい。
そして父と母の間で私の押し付け合いが始まり、とうとうブチ切れたおじいちゃんが私を引き取ると宣言し、私はおじいちゃんに育てられたのだ。
ちなみにおばあちゃんは私が生まれる前に亡くなっているらしく、一人暮らし状態だったおじいちゃんの家に私が来た。
いやぁいつ聞いても昼ドラみたいな話だよね。私も初めて聞いた時どこの昼ドラかと思ったよ。ドロドロすぎるし修羅場やばそう。
そして私の両親はとんでもないアホだな。2歳の頃だから顔すら覚えてないけど。
今でも両親の話が出てくるとおじいちゃんは青筋を浮かべてブチ切れている。
年寄りだから怒りすぎて血管切れないか心配になるよね。ただでさえバレーの指導の時怒鳴ってんのに。
｢Aー！飯出来たぞー！｣
｢はーい…｣
年寄りなのによく通る声だなぁ…声量分けて欲しいわ。
リビングに行くとおじいちゃんの作った味噌汁と野菜炒めとご飯が机に並んでいた。
2つのコップにお茶を注いで机に置き、おじいちゃんと向かい合って座る。そしてお互い目が合ったら私が合図をする。
｢せーの、｣
｢｢いただきます！｣｣
これが鷲匠家でのルール。ご飯を食べる前に私が｢せーの｣と言い、その後に2人で｢いただきます｣と言う。
このルールは私がおじいちゃんに引き取られてからずっと続いているのだ。
｢美味いか？｣
｢うん、美味しいよ。｣
笑顔でそう言うとおじいちゃんはデレーっとした顔で｢そうかそうか〜｣と喜んでいた。
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りある(プロフ) - メグメグさん» コメントありがとうございます！鼻血出ないように気をつけてください！www更新頑張ります！ (2020年3月11日 9時) (
レス) id: 8e52c4ac6a (このIDを非表示/違反報告)
メグメグ - 初コメ失礼します！にろちゃんが尊すぎる…毎回読んで鼻血がブーブー吹き出そうです笑更新頑張って下さい。応援してます！！ (2020年3月11日 9時) (レス) id: cb17b2775c (このIDを非表示/違反報告)
HQ馬鹿です♪ - 教えてくださってありがとうございます!! (2020年3月6日 20時) (レス) id: c3109a0615 (このIDを非表示/違反報告)
りある(プロフ) - HQ馬鹿です♪さん» 以前されたコメントを非表示にしたという事でしょうか…？以前くださったコメントも今回くださったコメントもちゃんと見れてますよ！ (2020年3月6日 0時) (レス) id: 9479400d2c (このIDを非表示/違反報告)
HQ馬鹿です♪ - 非表示にしてません？すみません､､私、まだ、占いツクール初心者で、まだよくわからなくって､､､､､本当に、意味不明ですみません！ (2020年3月5日 16時) (レス) id: c3109a0615 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りある x他1人 | 作成日時：2020年2月28日 1時
