保護者役、任されてます。【二口堅治】

16. にろちゃんによるプレゼン ページ17

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｢あのじいさんはな……一言で言うと鬼だ。｣








｢あんたそれ孫の前でよく言えたね……｣







｢大丈夫だよ舞ちゃん。にろちゃん昔からおじいちゃんの事を鬼って言ってるから。｣






｢あのじいさんはな、ちょっとでもヘマしたら怒鳴るし、ちょっとでもランニングのタイムが遅くなったら怒鳴るし、とにかく鬼みたいな顔で怒鳴り散らすんだよ……｣






あー思い出すだけで寒気が……とか言ってにろちゃんは自分で自分の腕をさすっている。






黄金川たち1年はビビった顔してにろちゃんのプレゼンを真面目に聞いてる。







｢とにかくだな、あのじいさんには気をつけろ。あと、奴はAセコムだ。Aの事になるとバレーより必死になる。｣







｢セコム……ですか？｣







｢おう、そもそもAがこの学校に入学できたのは俺のおかげなんだぞ？なぁA。｣






｢まぁ、そうだね〜。｣







｢え！その話詳しく聞きたい！！｣








意外にも舞ちゃんが食いついてきて、他のみんなも気になると言っていたので私はその時の事を話すことにした。

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