ゆきのなか。 ページ10
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和「あ、雪だ」
A「ほんとだ…」
空を見上げたら
紺色の中に白い雪が舞っている
通り過ぎたお店の中に
ハート形の風船がいくつもくくりつけられていた
あれ、ハート…？
和「なぁ、A……って、なによ」
A「き、のう…って…もしかして、ばば…」
和「バレンタイン、って言いたいのもしかして」
A「…………。」
和「忘れてましたごめんなさい、って言おうとしてるのもしかして」
A「……ごめんなさい！！」
うわぁどうしよう最低かもしれない…！
この頃仕事に追われっぱなしで全然気がまわってなかった…
和「まぁー昨日はA、営業で出てたし。気づかなくても仕方ないんじゃない？」
A「で、でも…ふつう気づく、というか…覚えてるものなのに…」
和「忘れてるかもとは思ってたしね。」
でも、やっぱりな！と
笑った和さんが口もとをおさえた
和「とりあえず今年は、その指輪が逆チョコってことで」
そう言って私の左手を指差す
それじゃ全然釣り合わない…
A「和さん、帰りにスーパー寄ってください！」
和「え、いいけど…別に作んなくていいよ？」
A「作る作る作ります」
和「そうですか(笑)」
きっと私がいない間に
たくさんの女の子が手作りのチョコを作って
和さんは食べきれないぐらいの想いを受け取って
なのに私は、すっかり忘れて、
和「A？」
私を呼ぶ和さんの声に返事しようとしたけど
視界の端にとらえた人影に声が出なくなった
A「……っ…。」
和「……なにぼーっとして…」
なにか言いかけてやめた和さんは
私をまねするように目線の先の人ごみを見てる
そこには、
蓮「……Aさん…」
蓮くんの肩に雪が舞い降りる
A「蓮、くん……」
私の手を握る和さんの手の力が強くなった気がした
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琉叶(プロフ) - 玉ちこさん» コメ返遅くなってしまって申し訳ないです(>_<)リクエスト承りました！必ずお話にしたいと思います！形になるのはもう第１１章になりますが必ずお話にいたしますのでお待ちいただければと思います！またのコメント心からお待ちしておりますね(^O^) (2014年4月14日 19時) (
レス) id: ca1ab3a12f (このIDを非表示/違反報告)
玉ちこ(プロフ) - 琉叶さん» いやいや、忙しくないですよ〜笑ねこぬるは本当に私の息抜きの場です(*^^*)リクエストいいんですか？！私は和さんが料理を作っているところをみたいです…///図々しくてすいません汗 (2014年4月10日 0時) (レス) id: 7267e837b0 (このIDを非表示/違反報告)
琉叶(プロフ) - ゆりさん» そうなんですね！作者にとってはありがたい、というか思う壺のシステムですね笑 殿堂入りできたのも、ゆり様をはじめとする心優しい読者様のおかげです(>_<)これからもみなさんの心に残るお話を書きたいと思います♪コメント、本当に励みになっております！！ (2014年4月10日 0時) (レス) id: ca1ab3a12f (このIDを非表示/違反報告)
琉叶(プロフ) - 玉ちこさん» お返事すぐにいただけて本当に嬉しいです/// ありがとうございます！玉ちこ様もお忙しいのではありませんか？「ねこぬる」が少しでも玉ちこ様の息抜きの場所になればと思っております！リクエストなどありましたら気軽にお教えくださいね♪いつも応援励みになってます! (2014年4月9日 23時) (レス) id: ca1ab3a12f (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - 琉叶さん» コメするとその章の一話目のページに戻るんですよ、だからいっつもコメするとずっと読んじゃって、結局その日更新分の最後まで読んじゃうのが私のいつものパターンです(笑)お星様の翔さんカラー、おめでとうございます(*^O^*)赤になっててなんだか私も嬉しかった！ (2014年4月9日 23時) (レス) id: cf39bd22da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琉叶
x他1人 | 作成日時：2014年2月9日 16時
