わすれえぬことば。 ページ31
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じわり、涙が浮かんで
和さんの笑った顔が見えなくなった
A「和さん、でも無理しすぎだよ」
和「……なんのこと？」
A「私にばれないように今日途中から手繋いでくれないんだもん。不自然すぎて私でも気づいたよ？」
さっき耳に触れたときと同じように背伸びをして
今度は和さんの額に触れた
さっきより熱い肌
和「……はぁっ…、」
安心したように私にもたれかかった和さんから
いつもよりずっと熱い息が漏れた
和「熱は…朝からあったんだ」
首筋に頭がうずめられて
和さんの声がくぐもって聞こえた
和「でもどうしても今日はここに行かないとって、思って」
A「明日はぜったいお休みだよ？」
和「…ん。あぁー…隠せると思ったんだけど」
A「だっていっつも買わないクレープとか買うんだもん」
和「やっぱあん時バレた？もう結構きつくてさ…、手とか繋いじゃったらもうごまかし効かないじゃん」
A「余計に怪しかったよ」
和「だってAぜったい帰ろうって言うでしょ」
A「そりゃ…心配だもん」
抱き締めかえした体が熱い
和「帰る、って言う？」
耳元で囁かれた声が
そんなわけないのになぜか泣きそうに聞こえて
なんにも言えなくなって
ただ無言で首を振った
繋いだ手を引っ張って十字架の前に立つ
明後日、この場所で
私たちはおんなじ苗字になって
夫婦になって、家族になるんだね
和「A、一回しか言わないから」
A「はい」
静かに響く和さんの声
きっと私はこの瞬間をずっとずっと忘れない
和「一生俺のそばにいて」
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琉叶(プロフ) - 玉ちこさん» コメ返遅くなってしまって申し訳ないです(>_<)リクエスト承りました！必ずお話にしたいと思います！形になるのはもう第１１章になりますが必ずお話にいたしますのでお待ちいただければと思います！またのコメント心からお待ちしておりますね(^O^) (2014年4月14日 19時) (
レス) id: ca1ab3a12f (このIDを非表示/違反報告)
玉ちこ(プロフ) - 琉叶さん» いやいや、忙しくないですよ〜笑ねこぬるは本当に私の息抜きの場です(*^^*)リクエストいいんですか？！私は和さんが料理を作っているところをみたいです…///図々しくてすいません汗 (2014年4月10日 0時) (レス) id: 7267e837b0 (このIDを非表示/違反報告)
琉叶(プロフ) - ゆりさん» そうなんですね！作者にとってはありがたい、というか思う壺のシステムですね笑 殿堂入りできたのも、ゆり様をはじめとする心優しい読者様のおかげです(>_<)これからもみなさんの心に残るお話を書きたいと思います♪コメント、本当に励みになっております！！ (2014年4月10日 0時) (レス) id: ca1ab3a12f (このIDを非表示/違反報告)
琉叶(プロフ) - 玉ちこさん» お返事すぐにいただけて本当に嬉しいです/// ありがとうございます！玉ちこ様もお忙しいのではありませんか？「ねこぬる」が少しでも玉ちこ様の息抜きの場所になればと思っております！リクエストなどありましたら気軽にお教えくださいね♪いつも応援励みになってます! (2014年4月9日 23時) (レス) id: ca1ab3a12f (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - 琉叶さん» コメするとその章の一話目のページに戻るんですよ、だからいっつもコメするとずっと読んじゃって、結局その日更新分の最後まで読んじゃうのが私のいつものパターンです(笑)お星様の翔さんカラー、おめでとうございます(*^O^*)赤になっててなんだか私も嬉しかった！ (2014年4月9日 23時) (レス) id: cf39bd22da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琉叶
x他1人 | 作成日時：2014年2月9日 16時
