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駐車場へと向かいテヒョンの車に乗ると
「今日はねー、付き合って欲しいとこがあるんだ」
『ほぉ、テヒョンのほうから珍しいね』
２０分ほど車を走らせると、綺麗な展望台が見えてきた。
「どう？気分は」
『うん スッキリするね』
「小さく見えるでしょ 何もかも」
『そうだね…』
風に揺られ、時間だけがゆっくりと過ぎる
あたりは暗くなっていて夏の星が空から私たちを見下ろしている
「Aさん、俺が彼氏だったらとか考えてみてさ……どう？」
(急に変なこと聞いてこないでよ、、)
『へっ、まあ、、楽しそうだね(笑)』
「そっか〜」
「会社はどう？」
『んー最近仕事がうまくいかなくて。特に部長と気が合わないの。』
「そっか 部長も女子並みに気分屋さんだからね」
部長とうまく行ってなかった私は、変な噂の件と同じくらいに部長のことについて悩んでいた。テヒョンは部長とうまくやれてるから色々アドバイスをしてくれた。
「部長もね、八つ当たりとかじゃないんだよ。Aさんを部下として信用して怒ってるんだよ」
それから日が変わってからも親身に私の相談に乗ってくれて、他愛も無い会話もして、テヒョンは私を家まで送ってくれた。
嫌な顔ひとつせずこんなに話を聞いてくれた人なんて、オンマ以外にいただろうか。
その日は不思議とよく眠れて、あぁ会社頑張って行こうって思えた。
最初はこんなロマンチックなところにつれてきて、告白でもされるのかーなんて勘違いしちゃった自分が恥ずかしくなった。
何でソクジンオッパがいるのにテヒョンのことを考えてどきってしちゃうんだろう。
今、精神面で辛い私はテヒョンがいるおかげで何とか仕事もやっていけてる。ソクジンオッパは相談しても曖昧な答えしか言ってくれないから、余計にテヒョンに対して安心感が高まる。
きっとそうだ、それだけなんだよ。
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作者名：中間さん | 作成日時：2017年1月11日 1時
