無題 -stigma- (ページ4)

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歓迎会から日が経ちテヒョンも仕事に慣れてきた。

ついでに私も、テヒョンと仕事を共にするうちに“キム・テヒョン”に慣れてきて、初めはあまり話さなかった私たちも仕事を行っていくなかで会話は増えていった。
『テテー！今日の退勤までこれまとめといてくれる？あとこの資料も郵便で出す準備しといてほしい』
「はいよーっ！！任せてっ」
テヒョンにあだ名なんか付けて、他人同士だった私たちがいつの間にか仕事のパートナーへとなった。

仕事を終え、家に戻るとソクジンオッパから電話が入っていた。
掛けなおすと３コールで彼の声がスピーカーから流れる
「はいはーい！A！おつかれさま～」
『うんお疲れ様。それで、どうしたの？』
「いや～用件はないんだけどAの声が聞きたくてさ！疲れるんだよ～課長という役職も上からビービー言われてさ」
『はいはい、どうしたのおじさ「アニンデ！？おじさんアニンデ！？」

お得意のアニンデ攻撃

『お願いだからアニンデ言わないでイライラする』
「ごめんってば～、そんなピリピリしないで」

「そういえば、最近キムテヒョンと仲いいねA」
『んー、そうかな？年も近いし話しやすいけどそれだけだよ』
「そう...ならいいけど」

オッパが急にテヒョンの名前なんか出すから電話越しでぴくりと震えた

オッパとは５歳離れていて、テヒョンは私の２つ上。子供みたいに見えるオッパも内面は大人だ。

それに比べて四次元キム・テヒョンは、部署内で近い年齢の社員がいない私からしたら高校の同級生みたいなノリで話せる唯一の社員である。決して嘘ではない。

オッパとの世間話も終え、電話を切ったあとカトクが来ていた

テヒョンAさーん!!!
スタンプ
スタンプ
スタンプ
スタンプ

こいつほんとスタンプ連打好きだなおい

Aはあい

テヒョン今度飲み会あるらしいよー!Aさんも来るでしょ?

テヒョン○×日に

Aなに!?めんどくさいやつだなそれ

テヒョンAさん来ないといかないよ俺～

避けることはできずやってきた部署の飲み会
「えっとー、今日はこうやってこの部署で歓迎会以来久々に飲み会を開くってことで、みんな思いっきり飲みましょー！」
上司の言葉を合図にグラスをぶつけた。

既に友達以上に信頼し合うようになりつつあった私達は、この飲み会をきっかけに互いに大きな存在へと変化していくことになる。