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あの顔を見て、ぐっと堪えていた涙が溢れてきた
泣いてる自分にも腹が立つ
泣きたいのはソクジンオッパの方だろうに
『っ……わたしっ…サイテー…っ…』
「Aさんはサイテーなんかじゃないよ」
振り返るとテヒョンがいた
『でもっ…別れようって言ったのに涙が出てくるっ…』
「はぁ…部長に嫉妬するなぁ」
頭をガシガシ掻きながら困った顔をするテヒョン
「別れても思われてるなんて」
『ちがっ…』
「分かってる。Aさんは優しいから…ごめんね、意地悪なこと言って。」
二人の会話は途切れて
下の道路のクラクションの音だけが忙しそうに聞こえる
「今度、何処かに出かけようよ」
次の休み、2人で初めて出掛けることになった
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作者名：中間さん | 作成日時：2017年1月11日 1時
