無題 -stigma- (ページ3)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:8,550 hit

３ページ3

ある日、歓迎会と題した飲み会が行われた。

参加したのはいいけど、、、私だけ取り残されてる感じ。。。

「テヒョンくーん！」
いい後輩プラスいわゆる“イケメン”に属す彼もまた、女子社員からの人気を得たのは言うまでもない。入社して一週間ほどなのに周りには女子があれやこれや質問攻めをしている。

(はぁ...同じ部署だからそれなりに仲良くできればなんだけどなぁ)

結局二次会まで行くも、話すことは無く終わった。

とりあえず結構飲んだしさっさと寝るとするか、、、

次の日の朝出勤すると

「Aさん、おはようございます」

『はい、おはようございます。』

「あの、昨日大丈夫だった？なんか、結構飲んでましたね…」

タメ口を交え、テヒョンがそう聞いてきた

(全然話してないのに...？)
『あー、はは、そうですｎ「Aさーん！」

適当にかわそうとすると他部署から顔を出すソクジンオッパに呼ばれる

『はい課長』

『テヒョンさん、ごめんなさい失礼しますね』

テヒョンはこちらをじっと見つめたまま、難しい顔でいた

あの人、サチャウォン(四次元)って噂だけど本当だなー

ソクジンオッパに呼ばれ廊下へ出るとオッパは切り出した
「昨日はお疲れ様！そっちの部署の歓迎会だったんでしょ？どうだった？」

『ん、まぁまぁだよ』

「んもー、Aってば普段はつれないのにお酒はいると可愛さ倍増しちゃうからなー！オッパ心配したんだぞ！」

ぽってりとした彼の唇を尖らせ、頭の上から漫画みたいに“ふんっ”という吹き出しが見えそうな顔をしている。

『はいはい、連絡もせずにごめんね』

「はぁ、まぁいいよ。どう？新人の子使えそう？性格よさそうだけど不思議ちゃんだって噂だね」

『そうだね、確かに行動読めないときあるけど熱心な性格みたいだよ』

入社してからの仕事への姿勢はとても真面目である

「ふぅん...あっ、そんなことより今度の会議でのことなんだけど...」

オッパは話を逸らした

ソクジンオッパは地味に嫉妬してくるタイプなので会社での飲み会日は必ず様子を聞いてくる

オッパとの会話を終えて席に戻った私はふと、視線を感じた

すると私の目がテヒョンを捉え、バチっと目が合った。

すぐにテヒョンは目を逸らしたが、確かにこちらを見ていた。