無題 -stigma- (ページ16)

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ダブルデートも無事？に終わり、次の日からまた出社だった。

定時に帰ろうとした私は椅子から立ち上がり背伸びをすると

(ふぁ～今日も眠かった～…)

「Aさーん！」
『テヒョン、、、』
「今日コンビニ寄って帰ろ～」

ふと、ジヘの顔が頭にちらつく

『いや、ごめんね。課長と約束があるんだ』
「そっか～なら仕方ないねまた今度！」

本当は無いけど適当に嘘をつく。前みたいに飲みに誘われても避け、社内でもあまり目を合わさないようにした。ジヘのことがよぎるのと、気付き始めていた自分の気持ちに背を向けるかのように。

だけど、彼はそれに気付いたみたいだった。

家に帰るとテヒョンからカトクが来ていた。
テヒョンAさん、今日今から会えない?
テヒョン俺、今からそっちまで迎えに行く
テヒョンマンションの下で待ってて

って...今から来られてもな～。まぁちょっと話すくらいならいいか。

１５分後、テヒョンの車がやってきた。
「Aさん！おまたせ～」
『んーん、』
車に乗り込み、テヒョンが車を走らせる。車内は沈黙に包まれているが、つんとした雰囲気ではない。

数分後、近くのタワーへとやってきた。駐車場に車を止め、タワーの入り口にやってくるが〔本日お休み〕の文字。

「こっちだよ～」
連れられてやってくると横の階段に座った。

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