【ツイステ】スペードの幼馴染野郎の逸話【男主】 (ページ14)

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悪戯魔法13 ページ14

俺の身体は昨日と同じような苦しみを感じながら、心拍と呼吸が早くなっていくのを感じていく。

「はぁっ、はぁ…デュースっ、」

俺は支えてくれてるデュースに身を委ねて、身体の変化に必死に耐えていた。
デュースは俺を倒れないようにしっかりと支えてくれている。
そこのみんなも俺の身体の変化に気づいたのか、黙って見守ってくれていた。

やがて、身体の苦しみが抜けて、自分の足で立っていれるようになった俺は
ゆっくりとデュースから身体を離して立ち上がった。

「はぁ、…もどったか…。」

目の前のデュースを見れば視線は同じぐらいになっており
他のメンバーもホッとため息を吐いた。

「やっぱAはそっちの方がいいな！」

とエースが何か安心したように言えば、ユウやグリムもうんうんと頷いている。
アリババだけは「あ～、俺のフィアンセ！」とか残念がってるけど
知ったことっちゃない。俺はアリババの反応にはぁとため息を吐いながら頭をかかえた。

そしてそういえば目の前にいるのに一切何も言ってこない奴、デュースの存在に気がつく。

「デュース？」

デュースの方をみれば
デュースは俺に背中を見せていた。
後ろからスッと覗き込めば、デュースは掌を見つめて、ワキワキと指を動かしている。
俺を支えたときに突き指でもしたのだろうか？そしたら申し訳ないな、なんておもいながらも
俺が首を傾げてどうした？と聞けば
デュースは首だけ俺の方に向けて

「A、結構胸あったんだな」

と。言い放った。

スパーーン！！

多分これまでにない音ともに俺はデュースを回し蹴りで蹴り飛ばした。
デュースは勢いよく倒れて、エースとアリババとユウはそんな俺の蹴りに
「10点」「10点」「10点」と評価している。

ふぅ…
これで日常に戻れそうだ。

(おい！デュース気絶してるぞ！)
(やべ、皿割ったの忘れてた)
(皿よりもデュースの心配してやるんだゾ！)