【ツイステ】スペードの幼馴染野郎の逸話【男主】 (ページ13)

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悪戯魔法12 ページ13

結局エースとデュース、アリババもオンボロ寮の中に入って俺の様子を見ながらも今日の授業の内容について教えてくれた。

俺はユウの撮ってくれたノートと比較しながら
授業の内容を追っていく。
たまにユウが「ここの時に先生が」と補足説明をしてくれているからわかりやすい。

そんな俺の姿を見かねたエースが勉強熱心な俺に対して「お前ほんと荒々しい言動するわりに優等生してるよな」なんて言う。
「俺は俺の為に成ることしかしないからな。」といえば優等生という言葉に反応したデュースが「なるほどこう言う優等生もあるのか…」なんて言う。

おいデュース、真に受けるな。なんてエースがツッコミを入れる。
失礼だな。俺は至って真面目だ。

そんなこんなで、ノートの確認が終われば後は6人でたわいも無い話をしていく。
今日の授業中の話、休み時間、話題の内容その他諸々…

最初こそ、エースもデュースも俺をからかったりしていたが、大分俺の姿に慣れてきたのか
俺についてとやかくいうことはなくなった。

そしてどうせならみんなで食べようと言うことで6人で夕食を食べた。
無事夕食も済ませて片付けをしようと立ち上がった時、俺はあの時と同じ感覚に見舞われ、持っていた食器を落としていく

「っ、」

パリーンと足元に皿が割れて、フォークが転がっていく。

「A…！」

慌てたようにデュースが駆け寄って来てくれて、今にも倒れそうな俺の身体を支えてくれた。