【ツイステ】スペードの幼馴染野郎の逸話【男主】 (ページ12)

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悪戯魔法11 ページ12

俺は笑いを必死に堪えてるつもりだが、どうも呼吸することで肩が震えてしまい
アリババの胸を借りてることもあって、それっぽく見えてるらしい。

ちなみにアリババと恐らくユウも、俺が嘘泣きしてるのには気がついてる。
アリババにいたっては俺を抱きしめるフリして笑ってるからな。こいつもなかなかいい性格しるよ、ほんと

「A…、からかってわるかっ、」
「あはははは！！！もうだめ！むり！」

エースがやっと俺に謝る覚悟ができて、俺に向き合った途端
俺はこれ以上笑いを堪えるのが無理になり、必死に呼吸しながら笑っていた。
その時にアリババの胸からも離れて、アリババもケラケラ笑っていた。

「な、ななな、な！騙したな～！！！！」

と切れるエースと、驚いて何もいえないデュースに俺は息を整えながら「最初に笑いに来たのはお前らだろ」と言いながらアリババとハイタッチした。
ちなみにあの涙は水魔法の応用である。

ふふんっと得意げにエースとデュースを見れば
デュースはともかく、エースはぐぬぬ、と悔しそうなかおをしていた。

すると、隣にいたアリババが俺の腰に腕を回して

「あと、俺のフィアンセに気安く触らないでくれる？」

なんて馬鹿げた事を言うもんだから
俺はアリババを睨んで、腰にあるアリババの手をつねった。

「誰が誰のフィアンセだ」
「あいててててて、やだなぁ言葉の綾だって」

と、ヘラヘラしながら腰にあった腕を引っ込めた。

ほんとこいつ、油断もすきもねぇなぁ…