54まひるちゃん ページ4
いつも通り勝己と朝ごはんを食べて一緒に登校した。
だけど、会話は一言もなかった。
いつもの分かれ道に轟くんもいたから、私は
轟くんに「おはよう」とだけ言って自分の学校へ
向かった。
･
「…はぁ…」
ため息をついて自分の席についた。
そしたらいつも通り春紀が私の元へ来た。
「おはよう、A、元気？」
「…見てわかるでしょ」
「……おつかれ…」
春紀にも昨日の話をしよう、そう思っていたら
誰かに声をかけられ振り向いた。
「おはようっ！A！！」
「…ま、まひるちゃん」
まひるちゃんがいつも通りの笑顔で私に挨拶してきた。
春紀はあからさま嫌な顔でまひるちゃんを見る。
「おはようA！昨日はありがとうね！
爆豪くんとお話できるなんて、まひる思っても
みなかったから…ほんと幸せだよ〜！また一緒に
ご飯連れてってよ！ねっ！！」
「……」
好き勝手言ってるまひるちゃん。
「てゆうか爆豪くん近くてみたらほんと
カッコいいんだね！！A爆豪くんと友達なんて
ほんと羨ましい！！」
「………」
何を考えているかわからない。
「…あ、思ったんだけど…A、轟くんと結構
いい感じだったよ…？今度ダブルデートとかさ…」
「ちょいあのさ、あんたいい加減に…」
「春紀いいよ」
春紀がキレそうになるのを抑えて、私は席から
立ち上がってまひるちゃんを見た。
「…こ、怖いよ2人とも…」
「まひるちゃん、学校終わったら話さない？」
「…え？」
私と勝己の関係が悪くなっちゃったのを人のせいに
するつもりはないけど、それにまひるちゃんも
関わっているのに変わりない。
もやもやしてても仕方が無い。そう思ったから
まひるちゃんに聞くことにした。
･
「どうゆうつもり？？」
ってね。
「…学校も終わったんだからもっと違うところで
話そうよ…なんで屋上…？」
学校が終わるとまひるちゃんを連れて屋上まで来た。
「まひるちゃん、昨日勝己と…何話してたの？」
「…いつのこと？」
可愛こぶってとぼけている。
「勝己が追いかけてきたでしょ、その後
2人でなにか話し込んでたから…」
「…気になるの？なんで？ただの友達なのに？」
「…」
段々と、まひるちゃんの態度が変わってきている
ことに気づいた。口調もいつもと違う。
私はゴクリと息を飲んで、呼吸を整えた。
回りくどい言い方してもらちがあかない。
「まひるちゃん…勝己とキスしてたよね」
「……」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 345人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まゆりぽ - 爆豪勝己の初恋２の38ページがめちゃくちゃ良かったです！第３段目、楽しみにしています！ (2022年12月31日 20時) (
レス) @page38 id: 12731aff21 (このIDを非表示/違反報告)
眠 - 何でこんないい作品に出会わなかったのだろう・・・全部見たけど終始ニヤニヤ止まらんかったわ！ (2021年9月26日 15時) (レス) @page36 id: cfd8dfa5f7 (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - ユイさん» ありがとうございます(´；ω；｀)そう言っていただけて嬉しいです(´；ω；｀)次回も頑張ります(´；ω；｀)b (2018年8月24日 8時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - 胡瓜さん» 寂しいだなんて…ありがたきお言葉…(´；ω；｀)次回作も頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2018年8月24日 8時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - 涙うさぎさん» この小説でわたしも爆豪大好きなりました。笑(´∀`) (2018年8月24日 8時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シズク | 作成日時：2018年7月26日 0時
