75彼の言葉を思い出した ページ25
「…はぁ」
何とか学校に到着することは出来たけど、遅刻だ。
もう、そのまま帰りたかった。
本当に帰りたかった。死柄木弔…彼のせいで。
そして、お昼休憩になると、私と春紀、
まひるちゃんで屋上に行ってお昼ご飯を食べた。
「…てかなんでレギュラーみたいな顔していんの」
そう、春紀がまひるちゃんに言う。
「え？Aがいいって！ねっ！A！！
まひる、春紀とも仲良くなりたいの！！だめ？」
「……まあAがいいなら…てか急に
どうしたの…心入れ替えたのこの子…」
「あはは」
春紀にはまひるちゃんとあった出来事は
話さなかった。もう私はまひるちゃんのことは
許してるし、まひるちゃんにも早く忘れて
欲しいしね…。
悪い夢だったんだ、あれは。
「あ…そうだ、2人に話があるの」
「？？」
私がそう話を切り出すと、2人はじっと私を見た。
「なに？急に…」
「………」
「私…勝己と…付き合う事に…なった…」
「………」
「………」
あれ？2人とも無反応…？？
「っぇぇえええええぇぇえええええ！！」
｢と思ったら時間差！！」
春紀は大声出して驚いてた。まひるちゃんは
目を輝かせて私に暑い眼差しを向けてきた。
「なっ…んで！！！」
「…色々あって…自分の素直な気持ちを…
思い出したの」
私はそう言って、まひるちゃんを見てニコッと
微笑んだ。まひるちゃんも、照れくさそうに
頬を赤らめて笑った。
「それを勝己に話したら…勝己も私を受け入れて
くれた……って、カンジ？」
「っ…A〜〜っ！！」
「わっ！！ちょ、春紀っなんで泣くの！！」
春紀は泣きながら私に抱きついてきた。
「よかったねぇ！！よかった！！A、
幸せそう！！よかったほんと！！」
「…ありがと春紀…」
春紀とも小さい頃からの幼馴染だから
私のこと、ずっと心配してくれてたのかな…
春紀の頭を撫でてあやしていたら、
まひるちゃんと目が合った。
「A、おめでと」
今までとは違う、
まひるちゃんは真っ直ぐな瞳をしていた。
「…まひるちゃん…ありがとう」
いい友達がいて、勝己もいて…私、
本当に幸せだな。
�爐犬磴△�A、
また会えるのを楽しみにしてるよ��
「……！！」
こんな時に…
「…………」
まるで耳元で囁かれたかのように
彼の言葉を思い出した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 345人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まゆりぽ - 爆豪勝己の初恋２の38ページがめちゃくちゃ良かったです！第３段目、楽しみにしています！ (2022年12月31日 20時) (
レス) @page38 id: 12731aff21 (このIDを非表示/違反報告)
眠 - 何でこんないい作品に出会わなかったのだろう・・・全部見たけど終始ニヤニヤ止まらんかったわ！ (2021年9月26日 15時) (レス) @page36 id: cfd8dfa5f7 (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - ユイさん» ありがとうございます(´；ω；｀)そう言っていただけて嬉しいです(´；ω；｀)次回も頑張ります(´；ω；｀)b (2018年8月24日 8時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - 胡瓜さん» 寂しいだなんて…ありがたきお言葉…(´；ω；｀)次回作も頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2018年8月24日 8時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - 涙うさぎさん» この小説でわたしも爆豪大好きなりました。笑(´∀`) (2018年8月24日 8時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シズク | 作成日時：2018年7月26日 0時
