66お見舞い ページ16
「A！！おめぇ何してんだよォ！！」
「ちょっ…切島くんここ病院だから！！
大声出さないでっ！！」
勝己の学校が終わって、勝己と切島くん、轟くんが
制服のままお見舞いに来てくれた。
「わ、悪ぃ…災難だったなA」
「…まぁ…いつものこと…へへ」
「てめヘラヘラしてんじゃねぇ…
こっちの身にもなれっつーんだよボケが！！」
勝己がギロっと睨んできたから私は慌てて
「ごめん」と謝る。
「…Aよかった…怪我はないか？」
そう言って、轟くんが私のそばに来て椅子に座った。
私のこと心配そうにじっと見つめてくる。
「…うん、ありがとう轟くん、大丈夫だよ」
「…そうか…ならよかった」
「A！！なんかあればすぐ俺ら呼べよ！！
ダチなんだからよぉ！！」
そう言って切島くんも私のそばに来てベットに座った。
「うん…ありがと…すごく心強いよ」
なんだか、あったかい気持ちになった。
「……」
そして、轟くんと切島くんと話している私を
黙ってじっと見つめる勝己の視線に気づく。
「…勝己…どうしたの…？？」
「…爆豪…？」
切島くんと轟くんも勝己の方を見る。
「…てめぇら、あんま馴れ馴れしくすんなよ…」
「……？」
キレてる…勝己？
「あ、わ、わりっ！顔見に来ただけだから！」
「？？」
そう言ってぱっと立ち上がった切島くん。
私と轟くんは不思議そうに切島くんと勝己を見た。
「てかこのあと飯行かね！轟も一緒に！
Aは…無理に決まってるか…」
「気持ちは行きたいけど、安静にしてろって、
先生も大げさだよね！私は大丈夫だから行って
おいでよ勝己！これから春紀も来るから丁度いいよ」
「…」
ムスッとした顔で黙りこむ勝己。
「なっ爆豪！Aも退院したらみんなで行こうぜ！」
「うん！」
「…ち…わーったよ」
半ば強引に勝己は連れていかれた。
轟くんも立ち上がって部屋を出る。
そんな3人の後ろ姿を見ていると、勝己が振り返り、
眉間にシワを寄せて、照れくさそうに言った。
「…明日も来っから」
「…うん…ありがと勝己」
私は3人に手を振った。
そう言えば…私、昨日勝己に好きって言ったんだよね。
そのせいか分からないけどなんか勝己が優しい…
気がする…
もちろん顔はいつもどうり怖いけど…。
私の勘違いかな…。
退院したら…私と勝己の関係のこと、
ちゃんと話さなきゃな…。
私はベットで仰向けになり、天上を眺めた。
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まゆりぽ - 爆豪勝己の初恋２の38ページがめちゃくちゃ良かったです！第３段目、楽しみにしています！ (2022年12月31日 20時) (
レス) @page38 id: 12731aff21 (このIDを非表示/違反報告)
眠 - 何でこんないい作品に出会わなかったのだろう・・・全部見たけど終始ニヤニヤ止まらんかったわ！ (2021年9月26日 15時) (レス) @page36 id: cfd8dfa5f7 (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - ユイさん» ありがとうございます(´；ω；｀)そう言っていただけて嬉しいです(´；ω；｀)次回も頑張ります(´；ω；｀)b (2018年8月24日 8時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - 胡瓜さん» 寂しいだなんて…ありがたきお言葉…(´；ω；｀)次回作も頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2018年8月24日 8時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - 涙うさぎさん» この小説でわたしも爆豪大好きなりました。笑(´∀`) (2018年8月24日 8時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シズク | 作成日時：2018年7月26日 0時
