62ただ、笑って ページ12
爆豪の話を聞いたまひるはその場に立ち尽くした。
「…うそ…」
「嘘じゃねぇ」
「だって…目を覚ました時…爆豪くん…あなたが…」
「そりゃぁ、俺が気を失ってるお前とAを
見てるようにオールマイトに任されただけだ！
お前の隣でAも気ぃ失ってたんだよ」
「…そんな…まひるの…勘違い？」
手に持っていたAのケータイが地面に落ちる。
「…記憶がもうろうとしてんだろ、お前。
確かに俺もその場にいたけど、�牴兇�助けに
走り出した�瓩辰弔Δ里亙垢い燭鵑�？」
「…そんな…じゃあ…まひるを
救ってくれたのは………A」
涙が頬をつたい、止まらなくなった…。
じゃあまひるは…まひるを助けてくれたAのことを…。
「その後、あいつは言ってた…それで思い出した」
「………」
･
『バカか！！お前、なんであんなことした！！
オールマイトが来てなかったらおまえっ…』
『ごめん…かっちゃん…でも…
考えるより先に、体が勝手に動いてたんだよね！
女の子…泣いてたから…』
･
「……A……」
その場に泣き崩れたまひる。
そんなまひるをじっと見つめ、はぁっとため息をつく爆豪。
爆豪はAのケータイを拾い、ポッケにしまう。
「…信じるか信じないかテメェの勝手だ。
…Aどこにいんだよ」
「……」
「…まひる」
爆豪はまひるの肩を掴み、顔を上げさせた。
「…A…は………」
･
「はぁっ…はぁっ…」
息を切らしながらAの元へ走る爆豪。
��Aの学校…校舎裏の、体育倉庫…��
「嘘だったらぶっ飛ばすあの女！！」
言われた通りにAの通う学校に向かって全力で走る。
A、お前は昔から本当変わらねぇ…。
お人好しで、後先考えねぇで、自分が傷ついて、
俺に泣きついてきて。
「っ……」
目頭が熱くなって、グイッと目をこすった。
だけど、誰よりも優しくて、誰にでも笑顔みせて、
自分が犠牲になっても他人を大切にして守ろうとする。
無個性のくせに…誰よりも弱ぇくせにっ……
ほんと、バカだ、あいつは…
だから、俺がいてやらなきゃいけねぇんだ。
�爐い弔皺兇料阿鯀�って�瓩匹辰�いっちまいそうに
なるあいつを…俺が守ってやらなきゃいけねぇ。
学校につき、ボロくせぇ体育倉庫を見つけた。
「だからよぉ……てめぇはただ
笑って俺の横にいりゃいんだよクソがァァ！！」
俺は思いっきり、倉庫の扉をぶち破ってやった。
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まゆりぽ - 爆豪勝己の初恋２の38ページがめちゃくちゃ良かったです！第３段目、楽しみにしています！ (2022年12月31日 20時) (
レス) @page38 id: 12731aff21 (このIDを非表示/違反報告)
眠 - 何でこんないい作品に出会わなかったのだろう・・・全部見たけど終始ニヤニヤ止まらんかったわ！ (2021年9月26日 15時) (レス) @page36 id: cfd8dfa5f7 (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - ユイさん» ありがとうございます(´；ω；｀)そう言っていただけて嬉しいです(´；ω；｀)次回も頑張ります(´；ω；｀)b (2018年8月24日 8時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - 胡瓜さん» 寂しいだなんて…ありがたきお言葉…(´；ω；｀)次回作も頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2018年8月24日 8時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - 涙うさぎさん» この小説でわたしも爆豪大好きなりました。笑(´∀`) (2018年8月24日 8時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シズク | 作成日時：2018年7月26日 0時
