07爆豪の怒り ページ7
「や…やめてっ…離してっ！！」
薄暗い路地裏、壁に押し付けられ、両腕を抑えられ身動きが取れなくなってしまった
「どーしたのさっきの威勢は！」
「やっぱ無個性の女はとっ捕まえやすいな！あはは！」
「っ！！あんた達…私たちの学校の子を狙って…」
「そゆこと、その制服、無個性の連中が集まる学校だろ？抵抗できない女が多いから狙いやすいわ！」
「っ…」
最低…こんな、こんなやつら…
「最低…離してっ…触るなこの腐れ外道ども！！」
「ほんと気、強いね、まあ抵抗できないだろうけど…」
「！！！」
身体中の至る所に奴らの手の感触…ゾッとして全身が震える…こわい…悔しい…こんな…こんなヤツらに…っ
「っ、うぅ……」
涙が溢れて止まらなくなった…
「っ…たすけて…」
「誰も来るわけねーじゃん？」
「っううっ…やだっ…や…」
誰か…誰か助けて…
たすけて……ヒーロー…
「……かつき…」
無意識に…勝己の名前を呼んだ
「呼んだかA」
「…あ？！なん…ぐわあっつ！！！！」
激しい爆発と共に、男のひとりが吹き飛び地面に倒れ込む。
「っ……え…」
「な、なに、お前っ…っ…ぐはぁっ！！！」
そして2発目で、2人目の男が吹き飛ばされた。
激しい爆風で倒れそうになる私を誰かが支えてくれた。煙で顔が良く見えないけれど、私の知っている温もり…
「…見覚えのあるケータイがペシャンコになってると思って探してみりゃあ、なんだこりゃあ…」
聞きなれた…声…
「…か、勝己……」
「お、おまえ…雄英高校のっ…爆豪勝己っ」
男たちは顔を腫らして震えながら後ずさる
「…なんだてめぇら…モブのくせして誰の女に手ぇ出してやがる…」
え…
「ひっ…」
「そのきたねぇ手でこいつに触ったのか…ああ？
どーなんだよオイ！！クソ野郎どもがぁ！！」
鋭い眼光で男どもを睨み、胸ぐらをえぐるように掴んだ勝己。
「…ああ、…すみません、もうしないっ許してくれっ…！！！」
「か、勝己…も、もう…いいよっ…」
「ああ！？何がいいんだよてめぇっ……！」
震えた体で、勝己を必死に止めた。
もういい…勝己が来てくれただけで…もう一分一秒でも、こんなヤツらと居たくない…
「…ちっ…てめぇらさっさと消えろ！！
ぶっ殺されたくなかったらなぁ！！！！」
「ひっ…」
男たちはふらつきながら走ってその場を去った
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シズク(プロフ) - きっこさん» きっこさんありがとうございます！(；；)続篇に移りましたが頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2018年7月26日 8時) (
レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
きっこ - 話の展開が気になりすぎてヤバいです！毎回更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年7月25日 18時) (レス) id: 18af6740d4 (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - おかさん» ご指摘ありがとうございます、以降、気をつけます…。 (2018年7月15日 23時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - 琉唯さん» ありがとうございます！頑張って面白い話考えますので今後もよろしくお願いします！！(^O^) (2018年7月15日 23時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
おか - ２１ページの緑谷が緑屋になってます (2018年7月15日 20時) (レス) id: 6bb468f785 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シズク | 作成日時：2018年6月30日 16時
