06 2人組の男 ページ6
授業も終わり、帰り支度をする。結局あれから勝己から連絡はこなかった。
「…はぁ…」
春紀も今日は部活だし、どうしよう、暇だな大人しく帰ろうかな…。
…勝己に…会いに行こうかな…ちゃんと会ってあやまったほうがいいのかな
てゆうか、なんで私がこんなにもやもやして…
いや、そんなことより、私が勝己に
会いに行ったって迷惑に決まってる
無個性のわたし、雄英高校のトップクラスの実力
をもつ勝己、隣にいても釣り合わないよね
ずっと、周りの目は気になっていた
だけど、あんなんだけど昔から勝己は
何一つ変わらずに接してくれて…
「……やっぱり謝ろう」
わたしは荷物をまとめて足早に教室を出た
･
「えっと…雄英高校…どうやっていくんだっけ…」
とりあえず勝己といつも分かれる当たりまで来たものの、雄英高校なんて行ったこともないからわからないな…
ポッケからケータイを取り出しマップを開いた。
「……えと…こっちかな…？」
地図に従って道をたどった。
すると、ある男2人組に話をかけられる。
「…君かわいいね、どこの学校？」
「…っ？」
なにこの2人…チャラそうというか感じ悪そう…
かわいいねって、何もしかしてナンパ？
「…あ、いや…急いでるんで…」
「そんなこと言わずにさ！」
「…あっ…」
「返して欲しかったらちょっとだけ付き合ってよ
暇しててさ、僕ら！」
わたしはマップを開いたままのケータイを
取り上げられた。おちょくるような口調で話してきてだんだんとムカついてきた。
「…返せ」
「…え？」
「汚い手で触んないでくれる、はやくケータイ返せって言ってんの」
「……はぁ？」
わたしは男ふたりを睨みつける
「…何こいつ、クソ生意気じゃん」
「…おい、ケータイ壊せ」
「…やっ…待っ……ーー」
ガシャンｯ！！！
「……！」
ケータイ、踏み潰された…
「…な、なにして…きゃっ！！」
一人の男に思い切り腕を掴まれて身動きが取れなくなった。力が強くて振りほどけない…片手で両手を抑えられ、もう一方の手で口をふさがれ声を出せないようにされた。まずいと思った。本気で襲いに来てる…そう思ったら、急に恐怖を感じて、体の震えが止まらなくなっていた
「…んーっ…んんーっ…」
男たちに引きずられるように路地裏に連れてこられ、壁に押し付けられる。
「はい、もう叫んでいーよ、誰も気づかないと思うけどさ……」
「っ……」
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シズク(プロフ) - きっこさん» きっこさんありがとうございます！(；；)続篇に移りましたが頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2018年7月26日 8時) (
レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
きっこ - 話の展開が気になりすぎてヤバいです！毎回更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年7月25日 18時) (レス) id: 18af6740d4 (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - おかさん» ご指摘ありがとうございます、以降、気をつけます…。 (2018年7月15日 23時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - 琉唯さん» ありがとうございます！頑張って面白い話考えますので今後もよろしくお願いします！！(^O^) (2018年7月15日 23時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
おか - ２１ページの緑谷が緑屋になってます (2018年7月15日 20時) (レス) id: 6bb468f785 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シズク | 作成日時：2018年6月30日 16時
