09いつもとちがう ページ9
「…とっとと入れや」
勝己は私の家のアパートの前まで送ってくれた。と言うよりかは、私が送ってくれるの？って聞くと、「うっせぇ！てめぇは黙って歩いてればいいんだよ！」と怒鳴られ、最終的に家の前まで一緒に来てくれた。素直じゃないんだから…まったく…。
「…」
「…何見てんだよ」
「…勝己…明日起こしに来てくれる？」
「……あぁ！？」
「……」
わたしはじっと勝己を見つめた。
「…い、行くかよクソ女！！」
くるっと私に背を向けズカズカ歩いていってしまった。わたしはそんな勝己をずっと見ていた。
「…」
「…」
そして、ぴたっと足を止める勝己
くるっとこちらを振りかえる
「いつまで見てんだよてめぇ！！！さっさと行きやがれ！！」
「…勝己…明日…」
「うーっせぇなわーったよ！！！もし起きなかったらぶっ殺すからな！！！」
「！！…うんっ！！バイバイ勝己！！
おやすみなさーい！！」
わたしはニコッと微笑み、勝己に大きく手を振った。そんな私を眉間にシワをよせ睨んでくる。
勝己が手を振り返すまで、ずーっと手を振り続け
そしたらそれに気づいたのか、渋々、手を挙げた。
振ってはないけど、まあよしとしよう！
わたしは部屋に入った
･
「はぁー、疲れたぁ…」
シャワーを浴び、ベットに倒れ込んだ。
なんだか濃い一日だった…。
怖い思いもした
でも、何故か気持ちは曇っていなくて…
勝己と仲直りできたから…
勝己がわたしを、助けに来てくれたから…かな？
あのときの勝己…怒ってたな…すごく
いつも怒鳴ってキレてるけど、あのときの勝己は
なんかこう…
『誰の女に手ぇ出してやがる』
「！！！」
ふいに、その言葉を思い出した
冷静になって考えると…そんな言い方って…
まるで私が…勝己の…
「っ…勝己が、あんなこと言うなんて…
いつもとちがう…」
わたは枕にかおをうずめ、じたばた暴れ回った
「うーーーーっ！！！」
なんだろう、この気持ち…
イヤイヤまさか…勝己だって、きっとイライラしていただけだよね、私と喧嘩してたし、いつもきれてるし、うん…
うん…何でもないよね…明日になったら、きっと元どうり
夜ご飯を食べてはいなかったけど、作るのもめんどくさいし、ベットで考え事をしていたら、そのまま眠りについていた
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シズク(プロフ) - きっこさん» きっこさんありがとうございます！(；；)続篇に移りましたが頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2018年7月26日 8時) (
レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
きっこ - 話の展開が気になりすぎてヤバいです！毎回更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年7月25日 18時) (レス) id: 18af6740d4 (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - おかさん» ご指摘ありがとうございます、以降、気をつけます…。 (2018年7月15日 23時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - 琉唯さん» ありがとうございます！頑張って面白い話考えますので今後もよろしくお願いします！！(^O^) (2018年7月15日 23時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
おか - ２１ページの緑谷が緑屋になってます (2018年7月15日 20時) (レス) id: 6bb468f785 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シズク | 作成日時：2018年6月30日 16時
