47轟くん ページ47
「ば、爆豪くん…」
「戻ってこいや」
「…え？」
「いーから戻れや、あの二人がそう言ってんだよ」
「…あの…二人…爆豪君の意思じゃなくて…？」
そう言って、残念そうな表情で
目に涙を浮かべながら爆豪を見つめた
「そーだよ、だからさっさと来い」
「……」
爆豪はグイッと真昼の細い腕を引っ張り
店に戻ろうとした…が、真昼は俯いて
その場を動こうとしなかった
「んだよいい加減にっ…」
「…爆豪くん…私、爆豪くんが好き…！」
真昼は爆豪の腕を振り払い、強引に抱きついた
「…っ…ハ？？」
「ずっと好きだったの…あの日から…」
「…あの日…？？」
･
「…どこいったんだろう二人…」
勝己と真昼ちゃんを探すけど
なかなか見当たらない…
外も急に暗くなってきたな…
「ごめんね轟くん、巻き込んじゃって」
「いや…いいよ」
「……」
薄暗い所で轟くんと二人きりで歩いている
ちょっと…緊張するな…
近くで見てもやっぱり轟くんはかっこいいし…
…でも…
「…轟くん…あの…」
「…なんだ？」
だけど…
今は勝己の事が…気になる…
「…勝己、学校でどんななの…？」
「……どんな？………怒鳴ってるな」
「…だと思った…」
想像はできるけどね、死ねー！死ねー！
言ってるんだろうな…
ほんと口悪いヤンキーみたいなやつ！！
「…だけど、最近クラスでも様子が変だ」
「……え？」
「…お前のことになるとやけにこう…
あたふたしている」
「あ、あたふた…？？」
勝己が…あたふた…想像できないけど…
「…ていうか…轟くんのクラスで私の話
出てるの？」
「…まぁな…」
ゆ、雄英高校で私の名前が出るなんてっ！！
な、なんて恐れ多い…！！
ていうかどうゆう内容で私が
出てくるかが気になるっ…
「爆豪はお前を大事に思ってる…と思う」
「！！」
その一言で、私は立ち止まり俯いた
「轟くん…急だけど…
自分のことなんだけど、話聞いてくれる…？」
「…いいよ」
なんでか分からないけど、轟くんに、
勝己のことを話したくなった
「私…勝己に好きって、言われたの」
「………え…」
私がそれだけ言うと、少しの間沈黙が流れた
き、急だったよね、ほんと、
びっくりしてるよね轟くん…
そう思って轟くんの方を見ると、
驚くほど冷静な表情をしていた
「…あっ…え、えと、驚いた？」
「いや…そんなに…爆豪がAの事を
好きなのは分かってた」
「…ほえ？」
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シズク(プロフ) - きっこさん» きっこさんありがとうございます！(；；)続篇に移りましたが頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2018年7月26日 8時) (
レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
きっこ - 話の展開が気になりすぎてヤバいです！毎回更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年7月25日 18時) (レス) id: 18af6740d4 (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - おかさん» ご指摘ありがとうございます、以降、気をつけます…。 (2018年7月15日 23時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - 琉唯さん» ありがとうございます！頑張って面白い話考えますので今後もよろしくお願いします！！(^O^) (2018年7月15日 23時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
おか - ２１ページの緑谷が緑屋になってます (2018年7月15日 20時) (レス) id: 6bb468f785 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シズク | 作成日時：2018年6月30日 16時
