43真昼と爆豪 ページ43
「そう言えば、昨日の事件怖いよねぇ」
「…え？」
学校が終わり、私とまひるちゃんは横並びで
歩いていた。勝己といつも分かれる場所、
そこに向かって。
「ほら！ヴィランに襲われた女子高生のこと！」
「…あ、ああ…ほんとだよね…」
私の事なんだけど…そんなこと言えないよね
「雄英生も一緒にいたみたいだけど…
もしも爆豪だったら絶対にやっつけちゃうと
思うんだよねぇ！」
「え、そ、そうかなぁ……」
私、何やってるんだろ…
まひるちゃんが勝己の話をする時の目は
何というかキラキラしてて、好意もあって
憧れもある…そんな目をして話すんだ…
見た目もすごく女の子らしくて可愛いし
それに比べて私は…
「あ、Aあそこ！爆豪くん！！」
「え？あっまひるちゃんっ！」
いつもの場所にいる勝己を見つけ
走っていったまひるちゃん
私もその後を追いかけて走った
「はぁ、はぁ、ば、爆豪くん！！」
「…あ？」
勝己に真っ先に駆け寄って声をかけた
まひるちゃんだったけど、勝己は
無視するかのように後から来た私に
視線を向けた
「はぁ、はぁ…早いよまひるちゃん…て
轟くんも…どうして…？」
「たまたま帰る時間が同じだった」
「あぁ、そう、お疲れ様！！」
「おう」
無意識に轟くんの元へ駆け寄って、
勝己より先に声をかけちゃった…
私と轟くん、まひるちゃんと勝己、
みたいな組み合わせが出来てしまって
…何ともまずい状況になりそう…
ちらっと勝己を見ると鋭い目付きで
私を見ていた…そうだ…
いつもどうりいつもどうり
「お、お疲れ様、勝己…」
「…おう」
よかった…返事してくれ…
「そっか！！厳しい特訓を
毎日してるんだもんね！雄英高校は！！
お疲れ様！爆豪くんっ！！」
「あぁ？！！」
「えっ！！」
「……」
まひるちゃんは高い声でそう言って、
勝己の腕に自分の腕を絡ませ密着した
ま！まひるちゃん…何して…初対面でしょ！！
てかむ、胸…まひるちゃんのふくよかな胸がっ…
あ、当たってるっ！！
「ちょ、まひるちゃん……」
「おい…なんだてめぇはなしやがれっ…」
「あわっ」
勝己はまひるちゃんを振り払った
「爆豪くんごめんなさい、私は相崎真昼！
ずっと…爆豪くんの事が好きでしたっ…
お近ずきになって下さいっ！！」
「！！！」
ストレートにぶつけた……すごい…
それで…勝己はと言うと…
「……あ？知るかうせろ」
「へっ！！」
…ですよね………
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シズク(プロフ) - きっこさん» きっこさんありがとうございます！(；；)続篇に移りましたが頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2018年7月26日 8時) (
レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
きっこ - 話の展開が気になりすぎてヤバいです！毎回更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年7月25日 18時) (レス) id: 18af6740d4 (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - おかさん» ご指摘ありがとうございます、以降、気をつけます…。 (2018年7月15日 23時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - 琉唯さん» ありがとうございます！頑張って面白い話考えますので今後もよろしくお願いします！！(^O^) (2018年7月15日 23時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
おか - ２１ページの緑谷が緑屋になってます (2018年7月15日 20時) (レス) id: 6bb468f785 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シズク | 作成日時：2018年6月30日 16時
