【モブサイコ100】可愛いは愛情表現【霊幻新隆】

泊まって下さいぃぃ ページ12

『えっと…？』

霊「いや、今は気にすんな！」

ニコッと笑う霊幻さん

…愛想笑い、だな

『今は…？あの』

霊「お、もういい時間だな」

あ、そらされた

『そろそろ帰りますか？』

霊「あー、そうすっかな」

ん、待てよ？

あんなに怖いもの観て、この後一人！？

『ぁああ…！』

霊「A…ってうわ何！？すげー青ざめてんぞ！」

『あ、うぁぁ…！霊幻さん、今夜は返しませんんん！！』

霊「はぁ！？んなっ、何言ってんのお前っ！？」

いや、さっきまで帰ります？とか言っておきながらなんだが

無理((

『ふぐぅ……と…泊まっていってください』

霊「えぇ！？お前さっきの話聞いてた！？危機感を持っ…」

『今は無理ですよっ！』

霊「おわっ！」

あまりに興奮しすぎて、つい超能力が出てしまった

『あっ、ごめんなさい…』

慌てて霊幻さんをソファーに下ろす

霊「お、お前な…………そんなに怖いのか…？」

『そりゃあ…って、怒らないんですか？』

人に向けたから怒られると思った…

霊「だって、お前が超能力使うことなんか滅多にないだろ？」

まぁ、よっぽど動揺しないと発動することないからね…

発動するときってだいたい無意識だし…

あ、治癒能力は別ね

『…いえ、やっぱり無理なお願いですよね…！無茶言ってごめんなさい…』

見送りますね、と言いながら霊幻さんの荷物をまとめる

まぁ、タバコとかしかないけど

霊「……ハァ…やっぱり泊まるか！」

『へ？』

霊「こんな怯えた女の子残していけねーだろ？」

目を細めてニヤーっとしながらこっちを見る霊幻さん

『なっ…！？というか、そんな気を使わなくても…』

霊「いいから、俺が泊まるって言ったんだ」

ポン、と頭に手を置かれる

『でも…本当に大丈夫ですか…？』

絶対気を使ってるよね…

霊「あー、わかんねーな、俺犯罪者扱いされるかも…」

明後日の目線でぼやいている

そりゃ、アラサーの男が高校生の家に泊まるって

一般的に考えると相当な犯罪臭がする…((

『なら…』

霊「…ま、だからってこのままほったらかして帰れねーしな！」

じゃ、寝る用意したらまた来るわ！と言いながら玄関に向かう霊幻さん

『は、はい…』

何か投げやりだけど大丈夫なの？((

ｶﾞﾁｬ、とドアを開け

隣の玄関へ数歩歩き、鍵をポケットから出して…

鍵穴にさしこんで右に捻って…

霊「…って、お前何着いてきてんの！？」

『一人だと怖いので…』

霊「…よく一人で寝ようと思ったな」

あきれた顔をされた


*…*…*…*…*…*…*…*

お礼→←危機感を持て…！

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