Story8 ページ8
・
木陰のとこまで走って、誰もいない場所に座り込んでからため息をつく。
｢なんで毎回ついてないんだろう｣
『おい、ズッコケバカ。消毒しろや』
誰もいないと思って呟いたのに、言葉を遮るようにしてかけられた声。
周りを見渡すと、少し離れたところに、永瀬先輩があぐらをかいて座ってた。
この距離だから聞かれてないよね！？
『ついてないとか、ぶつくさ言う前に早よ洗ってこいや』
｢地獄耳！！！！｣
すごい渋い顔をして睨みつけられる。
それから、シッシッと追い払われて、仕方なく、水道でさっきコケたところを洗い流してきた。
もしかしたら永瀬先輩がまだいるんじゃないか、と思ってさっきの場所を通って自分のクラスの位置に戻ると
さっき私が座ってたところに置かれてた5枚の絆創膏。
『それ使わんからやるよ』
だいぶ離れた位置に座りながら、そうとだけいうとどこかへ行ってしまった。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1508人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「永瀬廉」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜星(プロフ) - あいちょさん» 初めまして！コメントありがとうございます！かなり前に書いた作品でしたので、続編希望いただけると思っておらず、とても嬉しいです！ありがとうございます！検討させていただきますね！ (2020年6月15日 5時) (
レス) id: fc8d2d16d0 (このIDを非表示/違反報告)
あいちょ(プロフ) - こんばんわ！最近キンプリにハマり読ませて頂きました。続編が気になります！だいぶお時間が経っていますが気が向けばよろしくお願い致します。 (2020年6月13日 22時) (レス) id: b3f2e6343e (このIDを非表示/違反報告)
春香 - すごくキュンキュンしました！続編お願いします！ (2017年8月19日 20時) (レス) id: a2c3a51a82 (このIDを非表示/違反報告)
悠花(プロフ) - すごく面白かったです！続編希望です！！ (2016年11月26日 11時) (レス) id: 53918b2ae7 (このIDを非表示/違反報告)
桜星(プロフ) - れんまる。さん» コメントありがとうございます！読んでくださってありがとうございました！続編の要望もとても嬉しいです！時間があったらぜひ作りたいと思います！ (2016年8月30日 21時) (レス) id: 6d88ef1278 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜星
| 作成日時：2016年8月15日 21時
