サッカー部だった君は…私の旦那様 ~Ren.N~

039 face to face ページ39

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でもいきなり髪の毛を
すくうんをやめて私の目の前に
やってくる。




｢えっ、ちょっ。そんな
ガン見せんといてや｣




高校生の時は、いつもすっぴん
やってんけど、最近は化粧
しとるわけやん？





それに年も取ったわけやし
前は若さでごまかせたけど…





とかいろいろ考えてまうと
ガン見されるんには
抵抗があるわけで。





『可愛いし、ええやん』



｢お世辞とかうざー｣



『お世辞やないわ！ほんとの
ことや！！』





廉はそう言ってくれるけど
私には自分がかっこええから
そういう言葉が言えるとしか
思えんのや←





｢ふんーだ、別にええもん｣




そっぽを向いた瞬間、体に
感じる温もり。





『そんな拗ねんといて』





耳の側から溢れる廉の吐息に
抱きしめられてるんやって
わかる。





｢別に拗ねてへんし｣



『ならよかった』





くすぐったくてまたドキドキする。





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