ごめんなさいから始まる関係 ~Ren.N~

Story32 ページ32

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知らない番号からの電話だった。





1回目は怖くて出なかった。だけど、2回3回と掛け続けてくるから、渋々出ることにした。






｢もしもし｣



｢ひ、平野くんです！｣






いたずら電話かと思った。






｢平野くんって…あなた誰ですか？｣






珍しくない苗字だけど、私の友達に平野くんなんていなかった。






『あの変な人じゃないです。廉の友達です』






廉くんの友達？ってことは…






｢あなたもジャ〇ーズ？｣




｢あの、Aちゃんは廉のこと嫌いなんですか？｣







私の問に答えずに問を返される。






いきなり、何をどストレートに聞いてるんですかね、この人は。







｢別に｣




｢それならもう一回廉と話してやってください。最近の廉、いつもぼーっとしとって、見てられへん｣






廉くんの味方なんだろうけど、そんなあからさまに人を悪者扱いしないで欲しい。






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