【完了】7話だと私は思ったのです。 ページ9
狩屋side
「おっす、狩屋くん。お昼一緒にどうですか。」
「嫌です帰れ」
「今日も風当たり強いね！台風並みだね！」
非常に鬱陶しい。
女子に興味がないわけではないが、宮原先輩のようにガツガツくる女子は非常に鬱陶しい。
ここまで来ると嫌がらせなのではないかと思う。
まあ、この人が素でやっているのはとうの昔に気づいているのだが。
「本当に仲がいいね、二人は」
「あ、天馬…くんだっけ？」
いつもはクスクス笑っているだけの天馬が珍しく話を割って入ってきた。
宮原先輩は戸惑いつつも笑顔を向けている。
「A先輩ですよね！いつも狩屋がツンツンしてて大変でしょ。大丈夫ですよ！照れてるだけですから！」
「天馬くん、照れてないしツンツンもしてないから」
「そうなんだね！」
「宮原先輩、俺の話きいてましたか」
天然ボケが二人もいたらツッコミが追いつかない。
追いつかないし、もうするつもりもない。どうにでもなってくれ。
「先輩、お昼は天馬くんと食べるんで。先輩は霧野先輩のところにでも行ってください」
あのピンク野郎にも頼まれていたことだ。丁度いい。
手でシッシッと追い払うと宮原先輩は露骨に嫌な顔をした。
プクーと頬を膨らませて目を細めている。
小学生のような拗ね方だ。
「しょうがないなあ！じゃ、霧野くんとイチャラブしてしまーす」
バイバーイと手を振る彼女から目をそらした。
天馬はニッコリと嬉しそうに笑って手を振っている。
このあと霧野先輩と宮原先輩は一緒に弁当を食べるのだろう。
何故だか胸の奥が詰まった。
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きんぐ(プロフ) - うたうさん» いえ笑。好きなものには節操なく、ですから笑 (2015年9月5日 13時) (
レス) id: 5cf3a6c2ac (このIDを非表示/違反報告)
うたう - サクサク進むなんて凄すぎです！！(゜ロ゜ノ)ノ (2015年9月5日 13時) (レス) id: 7c4a6d391b (このIDを非表示/違反報告)
きんぐ(プロフ) - うたうさん» コメントありがとうございます。思ったより書くのが楽しく、意外にサクサク進められています。これからもご愛読、お願いします！ (2015年9月5日 13時) (レス) id: 5cf3a6c2ac (このIDを非表示/違反報告)
うたう - 超面白い!!!((o(^∇^)o))これからも頑張ってくださいね( v^-゜)♪ (2015年9月5日 12時) (レス) id: 7c4a6d391b (このIDを非表示/違反報告)
きんぐ(プロフ) - 亜依斗(*・ω・)ノ☆AITOだお☆さん» コメント有難うございます！これからもちまちまとですが、更新していきます。 (2015年9月3日 22時) (レス) id: 5cf3a6c2ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きんぐ | 作成日時：2013年10月19日 12時
