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聞き覚えのある声に顔を上げると、トレーニングウェアに身を包んだ岩本さんが、マンションの自動ドアから出てきたところだった。
岩「あれっ、Aさんじゃん。コケたの？大丈夫？」
『ぇっ、はいっ、いやっ』
心配そうに近づいてくる岩本さんの手を借りて立ち上がると、その横を黒づくめの男性が小走りに通っていった。
その横顔にゾッとして、触れた岩本さんの手をぎゅっと握ってしまった。
岩「……あいつになんかされたの？」
『ぁ、いや…勝手に私が怖くなっただけ、だと思います』
岩「ふーん……」
岩本さんは男が去った方を鋭い目で眺めた後、ちょっと口を尖らせて私と目を合わせた。
岩「てかなんでこんな時間に1人で歩いてんの」
『ちょっとやることがあって、』
岩「ふっかは？」
『なんか合コンとか言って速攻帰ってました』
岩「もー、なんなのあいつ」
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めーちゃん(プロフ) - キュンキュンしました!続きも楽しみです！ (2022年6月14日 8時) (
レス) @page11 id: 7a7a55d0e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さな | 作成日時：2022年6月6日 18時
