destiny life (ページ10)

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それから練習生の月日は流れ、練習生になってから半年が経った。

「よし、今日の練習はここまで」

ダンサーの先生がそう言い、全員が床になだれるように倒れる。

V「やばい、筋肉痛で動けない」

SG「水、、、」

みんなが倒れ込む中、ジョングクくんはひたすら練習を続けていた。そんな姿を鏡越しに眺める。

RM「よし！帰ろう」

その一声でみんなが荷物をまとめて帰る準備をするが、ジョングクくんの踊る姿み見て私も練習しよう、という気持ちになった

「もうみんないないし、帰ったらどうですか」

いつしかみんなはいなくなり、練習室には私とジョングクくんだけになっていた

『やだ、納得いくまで帰らない』

ジョングクくんはどうしてこんなに綺麗に力強く踊れるのに、私は出来ないんだろう。ジミンおっぱとかも上手なんだよなあ。そう思いながらずっと真剣に踊り続けていた

「もっと腕を大胆に動かした方がいいよ」

気づくとジョングクくんも同じ動作を見せてくれて、それを見ながら必死に練習する。きっと、見えないところでたくさん練習してきたんだろう。
負けたくない、追いつきたい。

「ちょっと上手くなったんじゃないですか？」

10分ほど練習を続け、そう言ってジョングクくんは私に水を渡してくれた。

『ありがとう、、、追いつきたくて、ジョングクくんに』

そう言うとジョングクくんは笑って鏡を背にして座り、ぽんぽん、と自分の横を叩いた。

恐る恐るそこに座るとジョングクくんは初めて私を見て笑ってくれた

「正直最初は気に食わなかったんですよね、女なのに俺達の練習に入ってきやがって、って。でもみるみるうちに上達していくし、何より覚えるスピードとかも早くて」

そう言って私の方を見つめるジョングクくんは今までの雰囲気とは違った

「仲良くなりたかったです、Aヌナ」

『、、、、、ぬ、ヌナ、、、、』

「これからは俺のこともジョングクって呼び捨てで呼んでね」

初めて名前を呼ばれて、しかもヌナ呼びでびっくりしたけど、仲良くしてくれたのがとても嬉しかった