destiny life (ページ37)

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「はよ」

『おっは～』

ウギョルが始まって1ヵ月。新居も決まり早速今日はお引越しということで、テレビ局前に集まりそのまま歩いて新居に向かうことに。
ハンビンとはウギョルを始めてからこまめに連絡を取るようになり、" 今からバビヒョンとラップ " とか " 眠い " とか " 腹減った " とかどうでもいいことも連絡してくる。楽しいからいいけどね！

「こっから10分くらいだってよ、行くか」

『うん！楽しみー！広い家だったらいいなあ』

思わず浮かれてしまう私を見てにやっと笑うハンビンは、そのまま私の右手を取り包み込むように握った

「旦那なんだしこれくらいさせろ」

そう言うハンビンの耳は赤くなっていて思わず私も顔中が熱くなってしまった。
手を繋ぐことなんてメンバーともよくするし、何ら変わりのないことなのに。

『……うわ、待ってハンビン！』

途中で繋いでいた手をぎゅっと握ってハンビンを止める。
とっても可愛いアクセサリー屋さんを見つけてしまい思わず足が止まってしまった。

『このネックレス、色合いとかめっちゃ可愛い、、、！！』

「そうかー？俺はこっちがいいかな」

2人でディスプレイのネックレスを眺める。ハンビンは赤色のネックレスを見ていた

『また今度買いに来たいね』

「そうだなー、すぐそこだしな」

とりあえず先に新居を見に行くことにしてもう1度しっかり手を繋ぎ歩く。

『なーんか、不思議な感じ』

「ん、何が」

『隣にハンビンがいて、こうやって一緒に歩いてんの』

そう言うとハンビンは「俺も」と言いながら照れくさそうに笑った

『なーんか、ハンビンとこんなことするなんて思ってもなかったけど…やっていけそうな気がするなー』

ハンビンはカリスマと言われているけど、実際一緒にいると結構ふわっとしている部分も多くて一緒にいてとても楽で、落ち着く存在だった。

「俺もだよ」

「俺は…お前とじゃなきゃウギョルやらなかったし」

「ほんとに今この瞬間がまだ信じられない、お前が横にいて、俺の奥さんで、今手繋いでることとかも全部」

ハンビンは照れながらもしっかり目を見て言ってくれて、思わず下を向いてしまう。

「照れんなよ。俺も今恥ずかしくて死にそうだから」

そう言って私の頬を優しく撫でるハンビン。こんなことを男の人に言われる時が来るなんて

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