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第46話 ページ7

フ「あの花さん、この光しまってくれませんかー?」



貴「えっ?」



花は戸惑ってしまった。なんせ今まで容赦なく攻撃してきたフランが話しかけてきたのだから



フ「.....花さんと話がしたいんですーだめですかー?」



貴「ぇっと...」



フ「お願いですー」




花はフランに弱い部分がある

理由は単純に弟に似ているから。姿形は似ていないが、どこか似ているのだ。少しやる気のない所とか、冷静な所が可愛がっている弟に。

だからヴァリアーの中でも特に親しみを持ちやすく気兼ねなく話せていた

それは攻撃してくる敵となっても同じようで。









弟らしい雰囲気を醸し出していると言えば分かるだろうか

フランは幻術を得意とする

この意味が理解できれば読めてくるだろう






彼は策士






一見無害そうに見えて猛毒を秘めている可能性が高い切れ者



これは師匠譲りだろう









出会った時から違和感はあったはずだ



まだ大人とは言えない顔つきに加え軟弱そうな身体とはいえ花よりも背が高く、筋肉がついていたはずだ。そんなフランを見て花は弟みたいだと言った。これは花が弟に対して愛情を持っているからで大切な存在だから無意識に重ねてしまったのだ



フランはそれを見逃さなかった。


それから幻術を使い花がもっと自分に親しみを感じやすくみえるように惑わしていたのだ


彼女が今の今まで見てきたものはフランであり、フランではない幻覚。可愛らしく弟らしさを備えた仮面を纏った虚にすぎない



しかし今、花が纏っている光は無効化の力もある

なのになぜ幻覚が効いているのか?それは自ずと答えが出てくる

この光が出現するまでにかかった幻覚には無効化が適用されないということだ



そして花の中では完全に"弟っぽい"フランが作りあがっている状態で疑惑を持たないからには幻覚は解けない



それだけフランは上手く弟らしい幻覚を作り上げているのだ



短時間で花の弟に対する親愛を見抜いた辺り流石としか言いようがない


花が分かりやすかったと言えばそこまでだが。







フラン






だらしなさではヴァリアー1であるが腐ってもヴァリアー幹部。怪しい者には容赦がない


それが誰であっても









非情である









彼女はただ知らなすぎたのだ


いや、知る事ができなかった



だが、知らない方が幸せのときもある









フ(...甘いんですよ)

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紅茶のかかった甘い林檎(プロフ) - 黒猫♪♪さん» 返信が遅くなってしまいすみません..。面白いと思って頂けてとても嬉しいです!ありがとうございます!!只今ストーリーを練り直しているので一気に公開することは難しいですが今以上に楽しんで頂けるように頑張ります!コメントありがとうございました! (2017年12月17日 23時) (レス) id: 77bf699175 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫♪♪(プロフ) - とても面白いです!できれば全て公開に……… (2017年12月2日 15時) (レス) id: 80ca512ce2 (このIDを非表示/違反報告)
紅茶のかかった甘い林檎(プロフ) - 闇薔薇さん» そう言って頂けると嬉しいです(*´▽`*)ありがとうございます! (2015年2月15日 8時) (レス) id: c68b19c828 (このIDを非表示/違反報告)
闇薔薇(プロフ) - 面白いです頑張ってください (2015年2月15日 3時) (レス) id: b45b6ce6ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅茶のかかった甘い林檎 | 作成日時:2015年2月1日 4時

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