我、危篤 ページ7
明けて、脱力の日曜日。
だらだらして、もう夕方。
携帯が震えた。
ちょっとわくわくしながら見ると、シャオロン、の文字。
連絡先交換したっけー、とか呑気に思いながら応答した。
「おはよう、どしたの」
「あ。起きとったん？メール返せやぁ」
「さっきまで寝てた。ごめん」
「せや、ちゃうくて、あのな」
何やら深刻そうだ。
なんだろう、なんかあったのかな。
ねむいな。
「…メール見て」
「ん？うん、待って」
何、直接じゃ言いずらいのかな。
覚束無い手つきで来ているメールを確認する。
「…え」
絶句した。
そこには可愛らしいスイーツと、奥に男性が写る写真が送られてきていた。
何せ、ロボロが持っているオレンジ色の服だった。
「いや、でもこれ」
「ロボロやで、ちょお待って」
「…あ、え」
某SNSのスクリーンショットと思われる写真。
ロボロっぽい手、影。
「今日上がっとった」
「…」
「これ、Aちゃんやないよな」
「ちがう…昨日行ったとこじゃないし、ここ」
「やんな、せやったら」
「待って…」
ああ、期待した私がバカだったな。
優しいもんな。
「Aちゃん、やめとき」
「…でも」
「浮気性なんやて、アイツは」
「違う、私が無理やり着いて来てもらったんだよ」
所詮ただの友達だったんだ。
ロボロは浮気性なんかじゃない。
「でもさ、本命との踏み台に使われとるやん」
「…」
「もっとええ奴おるて…」
心底、悲しそうな声。
心配してくれてるんだ。
「ちゃんと言うから」
「え？」
「ちゃんと言って、振られてから諦めるよ」
「…そか」
電話が唐突に切れて、部屋が静まり返る。
ハッタリじゃない、ちゃんと言おう。ぶっちゃけ私を練習用にしたのは腹立ったけど、ケジメをつけないことには諦めがつかない。
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さかなしょこじゅん - 田中さん» 田中さんがたの言葉をモチベーションに更新しております…！！！！喜んでいただけて幸いMAXです！！！ありがとうございます; ; (10月22日 19時) (
レス) id: 2941b15b39 (このIDを非表示/違反報告)
田中(プロフ) - 本当にこの作品の更新を心待ちにして人生生きてるので、こんなに頻繁に更新してくれて嬉しいです。これからも応援しております(；；) (10月22日 18時) (レス) @page29 id: d6054e066b (このIDを非表示/違反報告)
さかなしょこじゅん - まるさん» ワァァァイ！！さかなです！ううう嬉しいです、こんな自己満極乙なのをそんなふうに仰って下さるとはワタクシ、少々恥ずかしゅうございます。ありがとうございます！がんばります！ (10月18日 13時) (レス) id: 2941b15b39 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 地縛霊と社畜Aに続き、またまた良いお話を見つけたと思ったらさかな様でした。この独特でなんとも言えない拙い関係を示す文章が大好きです。更新、楽しみに待ってます! (10月18日 11時) (レス) @page22 id: dba6e6f19e (このIDを非表示/違反報告)
さかなしょこじゅん - 田中さん» 認知も何も！！田中さんにいつも励まされて頑張れます。感謝しております！！ワァァ、嬉しくて恥ずかしくて1周まわって泣きそう ありがとうございますー！！！！ (10月14日 19時) (レス) id: 2941b15b39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さかなしょこじゅん | 作成日時：2023年9月30日 22時
