【ヒロアカ】私が爆豪先輩に恋を教えてあげます (ページ26)

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そんなこんなで月日は経ち

「じゃあお前ら、明日から夏休みだが休みだからといって気を緩めすぎるなよー。雄英の生徒としての誇りを忘れるな」

『はーい！！』

あっという間に夏休み前日だ

あれから爆豪先輩とは何もない、ああ、もちろん廊下ですれ違ったりしたら挨拶はするよ？向こうもオウとか、っスとか一応返事は返してくるし…

だけど先輩は3年生だし、雄英のヒーロー科ともなると色々と忙しそうで最近は廊下でさえすれ違えていない。インターンとか？たぶんそういうのだろう。

私は普通科でそういう知識は皆無に等しかったが、先輩の事を出来るだけ多く知りたかったので色々と調べて見たのだ

(どこの事務所のサイドキックになるか、迷っている最中なのかな？先輩はきっと色んな所からスカウトされてるんだろうな～、今年の体育祭も活躍してたし)

なんか、本当に__

「……遠い人になっちゃうんだな」

気づくとそう口にしていた私
すると美羽が「どうしたの？」と不思議そうな顔で見つめてくる

「なんでもなーーい！！さあ、明日から夏休みだし、今日はパーっとカラオケでもいこ！！」

だけどこの想いは
もうしまっておこうと決めたのだ

数ヶ月前のあの日、図書室で過ごした時間

少しの時間だったけど
先輩と2人きりできちんと話せた時間

私はきっと忘れない

きっともう『もう少し』の期限は切れた

この数ヶ月間好きの気持ちは残したまま私は過ごした。だけどここらで断ち切らないと先輩に不快な思いをさせてしまう

先輩、大好きでした

本当に

面と向き合って本音で自身の夢を話してくれた貴方。私は今日からその夢を、一人のファンとして応援する事に決めました___

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