【ヒロアカ】私が爆豪先輩に恋を教えてあげます (ページ18)

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『休まれてこっちが悪者扱いされても迷惑なんだよクソが！！』

「…あ、あのー」

『何だよ！！』

「…大変言いづらいのですが、爆豪先輩のせいじゃないです！風邪で1週間休んでただけなんです、携帯も学校に忘れちゃって連絡もできなかっただけで…」

私がそう言い終わると、
先輩は『……あぁ''？！』と大きく声をあげた

だいぶイラついた様子で『ふざけんなクソ髪」やらなんやらとも言っていたが私にはあまりよく意味がわからなかった

でも…

「えへへ、だけど嬉しいです。爆豪先輩が私の事心配してくれてたなんて！」

『心配じゃねェ、めんどい事に巻き込まれたくなかっただけだ！！』

(なんか久しぶりに感じるな)

爆豪先輩の怒鳴り声を聞くのは
約1週間ぶり

私にとってこの1週間はとても長かった

そんな回想に一人浸っていると、ずっと手に握りしめていノートを床に落としてしまう

私は慌てて拾おうと思ったが…

『……んだこれ、』

そう言って爆豪先輩が
私より先にそのノートを拾い上げた

(……あ、まずい)

そのノートを開いた瞬間に
先輩の顔は青ざめ始めた

『…おいこら、てめェ、何だこの気色悪ぃもんは』

「い、いやー！あれですよ、いくら風邪っていってもこういうのは考えれる時間はあるっていうか！！」

私が必死に弁解をするが
先輩は冷めた目でこちらを見てくる

そう、そのノートは
何と言っても爆豪先輩の調査ノート

趣味、好きなもの、年齢やら血液型など
あらゆるもののまとめである

そしてこの前の反省をいかし、
しつこ過ぎるのもよくないと学んだ私

だから今度こそ……、

「…遊園地は諦めました、だから、今度一緒に図書室で勉強しませんか？！」

学校内、しかも勉強ときたら先輩だって断らない。それにこれはデートという認識はないだろう！！

私が自信満々な表情でそう言うと、先輩は『アホくさ』といい後ろを振り向いてしまった

気のせいか少しだけ口元が緩んでいた気がするが…、まさかそんなはずはない

私が必死に返事を待っていると

『…おい、2年女、てめェにはちゃんと話しておく。だから最後までよく聞け』

先輩はいつにもまして真剣な表情でそう呟いたものだから私は思わず「はい」と答える事しかできなかった

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