私が恋した相手は＿＿【あんスタ】 (ページ10)

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とある日。その2 ページ10

はい、きちゃいました。放課後。
「うわぁぁぁ、行きたくない。渉さん助けて？」
「英智は貴女に何かしようとして呼んだわけじゃありませんよ。ほら、行かなきゃ怒られますよ…☆」
渉さんはそう言って部活に行ってしまった。あっ、今日はfineお休みなんだっけ。

「失礼します。」
最近私失礼しますばっかり言ってる気がするんだけど…
「はい」
と中から声がする。よし、頑張れ私。そしてドアを開ける。
「やぁ、よく来たね。」
いつもと変わらない英智さんの声。
「まぁまずはそこに座って。紅茶を淹れよう。」
やった。紅茶は好きだ。それに英智さんの淹れる紅茶は美味しいと評判だ。
「ありがとうございます。それで…用件とは？」
できれば今日中には部活を決めたい、と思っている。
「そうだったね。Aを生徒会に任命する。」
「はい？」
ダメだ。今のは幻聴。うん、きっとそう。
「言葉のままだよ。A、もっとも任命したのは桃李だけどね。それで生徒会で話し合った結果がこれさ。」
あいつめ。家帰ったら覚悟しとけ。
「はぁ。」
「引きうけてくれるかい？仕事の内容は引き受けてくれてから説明するよ。」
えっ、なにそれ。聞いてから断ろうかと思ったのに。まぁ、可愛い私の弟のためならやってもいいか。
「はい、分かりました。」
まぁ楽しそうだしやったって損は無いだろう。

そのあと英智さんから内容を聞いた。主に校則違反をした人を生徒指導のお部屋に連れていくっていう簡単な作業。まぁその内容に若干の違和感は感じた…この人間性のないアイドルを育てようとしてる感じの…でもそれは私が解決できるものじゃない。部活見学行ってこよ。