私が恋した相手は＿＿【あんスタ】 (ページ13)

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接触。ページ13

「ありがとうございます、恥ずかしいことに使い方が分からなくて…助かりました。」
相手は話すのが苦手と聞いたことがある。
「そうだ、お昼休み暇ですか？良かったらお話したいのですが…あっ、もちろん他に人いるならご飯を食べ終わったころお迎えにあがるのですが…」
ここは丁寧な口調で。喋るのが苦手な相手は自分のペースに巻き込むのが得策。あんずさんはこくりと頷いた。じゃあそうしよっと。
「ではまた後で。失礼致します。」
お昼ご飯きた。すごいボリューム…

「ふげー。気持ち悪い…」
食べ終わったしあんずさんところ行かなきゃ。
「どこだー？」
いたっ。やっぱりTricksterの人と一緒なのか…私立場的にあの人達の敵なんだよね、生徒会のお仕事あるしとっとと済ませよーっと。
「お待たせ致しました。お時間大丈夫でしょうか。」
この口調疲れる。
「すまない、貴女は？」
「あっ、申し遅れました。私、3年B組の姫宮Aと申します。あんずさんを少しお借りしたいのですが大丈夫でしょうか。」
それを言うとものすごく嫌そうな顔をするTricksterの面々。どうせ姫宮とかいう名字からか…それとも衣更真緒が喋ったか。
「ってことでお借りしてきます♪」
答えが出ないので強制的に借りてく。あー焦れったい。

「うふふ、先程はごめんなさいね。強引に連れてきてしまって。お互い時間が無いから手短に済ますわ。あなたはプロデュース科の先輩でしょう？だからプロデュースのコツを教えて欲しいの。」
きっと口調が変わってびっくりしてんだろーな。
「私だってfineの皆さんのお役にたちたいの。でも私にはその才能がない。いくらテストで満点とったって、これは無理。だからお願い？」
はぁぁだるい。てかなんでさっきから黙っているの？
「私も貴女も時間がないでしょ？早く教えるか…それとも…」
こんなところで生徒会の権限使うのも性格悪いけどなー。
「やってもない校則違反で貴女達に蓮巳さんのお説教食らわすことも出来るんだけど。」
相手の顔が一瞬強張り、そして覚悟したように。プロデュースのコツを教えてくれた。

生徒会っていいね。