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マ「そーいやさ、Aの大学にモトキってやついる?」
マサイの一言で思わず持っていたスプーンを落としてしまった。
慌てて拾ったがマサイからしたら相当おかしかったのだろう。無言で私を見つめてくる。
店員さんがすぐに来てくれて新しいのと交換してくれた。
マサイの顔を見ることができない。
やっぱり、あれは本当の出来事だったんだ。
私はちゃんとモトキくんと話をしたんだ。
だけどもしかしたら別の人かもしれない、けどもしかしたら...。
マ「黒髪短髪の童顔。タレ目で二重だけどキリッとした眉毛。」
「...知ってるよ。」
マ「これから友達とそいつのお見舞い行くことになったんだけどAも行く?」
「お見舞いって?事故?病気?...そもそも私が行って邪魔にならないかな?」
マ「なんか事故ったみたいだぜ。それは大丈夫!そいつ人見知りしないしいいやつだから!」
「でも、」
マ「Aが嫌ならいいよ、俺も行かないし。そのモトキって人知らないから。笑」
「どういうこと。笑」
マ「俺の友達が...あ、大学でできた友達がモトキって人の友達らしくて、今度紹介してくれるって言ってたんだけど事故ったらしくて。だからお見舞い行ってそこで紹介するかーってなったんだ。Aと同じ大学って聞いたからAに聞いてみたんだけど知ってるんだね。」
「...1回だけ話したことあるの。」
マサイにあの日の出来事を話す。
「だから別に友達ってわけではないんだ!」
マ「ならこれから友達になればいいじゃん。ほら、行くぞ。」
あの時のモトキくんと重なって見えた。
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らゆ(プロフ) - ヒデさん» 自分のオリジナル作品だと勘違いしていました、指摘ありがとうごさいます。 (2019年2月16日 2時) (レス) id: cb9b22eb8a (このIDを非表示/違反報告)
ヒデ - オリジナルフラグ、ちゃんと外して下さい。違反です。ルールをちゃんと理解の上作品を作って下さい。 (2019年2月15日 6時) (レス) id: f4ac4daed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らゆ | 作成日時:2019年2月15日 1時