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小さな箱に入って輝いているピアス。
モトキが選んで、私にプレゼントしてくれた。
やっぱり彼女に悪いよなって罪悪感ももちろん感じてるけどそれよりも幸せだって思う気持ちの方が何倍も大きかった。
薄いピンクの花がモチーフのピアス。私の今日の格好に合う、すごく可愛い。
モトキがこれを選んでくれたんだ...。
今日一日の出来事を思い出しただけで頬が緩んでしまう。はたから見たら絶対マヌケ顔。
絶対、絶対大事にしよう。
マ「あかりが怒ってた。」
「...やっぱり、そうだよね。」
マサイに話があるって呼ばれて一週間ぶりに2人で会うことになり、すぐにそう言われた。
マ「同じ大学だし、しょうがない部分もあると思う。だけど、放課後2人でどこか出掛けたり休みの日に2人で会うのはそろそろ限界、だそうですよ。」
あかりちゃんはよくシルクに愚痴を言うようになったらしい。そしてそれをシルクがマサイに言うようになった。そこから私に、という感じで。
私がもしあかりちゃんの立場だったら。
自分の大好きな彼氏が他の女と遊びすぎている、そんなの耐えられない。そう思うのに私は自分がされて嫌なことをしてしまってる。最低だ。
マ「モトキには何言っても伝わらないからAに直接言おうかなとか言ってたって。」
「え?それは、私どうしたらいいの。」
マ「さぁな。ごめんなさいって言ってもう遊ばないようにするって逃げるか私も好きだからって言うかじゃないの。」
「それ以外にはないのかあ。」
もしあかりちゃんと私が2人で会うことがあったら。
確実に私は負けてしまう。
だけどモトキに出掛けるようと誘われたら絶対に断れない。
マ「...そのピアス、買ったの?」
髪を下ろしていたからわからないかと思ったけどマサイの細くて長い指で私の耳に髪をかけられた。
「プレゼント、かな。」
突然変わった話題にも、髪を触られたことにも驚いたが聞かれた質問にちゃんと答えた。
マ「モトキ?」
こくりと頷くとマサイは「ふーん」と言った。
モトキの前で付けるのは恥ずかしかった。だから今日が初めて付けた。
「...似合ってない?」
マ「似合ってないわけじゃないけど、俺があげたやつの方が似合ってるよ。」
無表情でそんなことを言われ、どう受け取ればいいのだろう。マサイからもらったのは青みたいな水色みたいな、はっきりとした感じではないがなんだかほわほわしたピアスで。お気に入りだけど、モトキから貰ったのも付けたかったの。
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らゆ(プロフ) - ヒデさん» 自分のオリジナル作品だと勘違いしていました、指摘ありがとうごさいます。 (2019年2月16日 2時) (レス) id: cb9b22eb8a (このIDを非表示/違反報告)
ヒデ - オリジナルフラグ、ちゃんと外して下さい。違反です。ルールをちゃんと理解の上作品を作って下さい。 (2019年2月15日 6時) (レス) id: f4ac4daed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らゆ | 作成日時:2019年2月15日 1時